女優の夏菜が、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『リカ』(毎週土曜23:40~)の見どころなどを語った。

  • 『リカ』に出演する夏菜=東海テレビ提供

純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・高岡早紀演じるリカの、愛情への渇望を描くサイコスリラーの同作。第1部・2部を通して登場する物語のキーパーソン・千秋を演じるのが、夏菜だ。第1部では、花山病院の事務員として登場し、SNS好きで「都内某事務員は見た!」というハンドルネームで記事を書き込む今どきの女性を演じている。

――撮影も進み、あらためて千秋の印象を伺えますか?

最初に台本を読んだときから、大人のわりに大人になり切れていない、SNS好きの今っぽい女性というイメージで、それは今でも変わらないです。結婚しているとは思えない浅はかな女性のようなものは感じますね。責任感もあんまりないのかな。ただ、千秋がドラマの視聴者目線になるので、そういう部分は大事にバランスを取りながらやっていきたいです。

――印象に残っているシーンを教えてください。

リカのふと見せる笑みがホラーだなというのはやっぱり思いますし、それがすべてを物語っています。やっぱりこのドラマの面白さはリカの怖さにあると思いました。階段の手すりのボルトが外されていたのでは?という業者さんとのシーンに千秋が立ち会っていて、千秋としてはリカのしわざだと気がついてはいませんが、夏菜としては恐ろしいと思いました(笑)

――高岡早紀さんの印象は?

あの方の気軽さというか、羽の生えたふわっとした感じや、おちゃめでかわいらしくて、どこか妖艶(ようえん)で…。だけど話すとサバサバしていらして、いろんな方向から魅力のある方だと思いました。会話も自然に盛り上げるのがお上手だったり、第2部の現場ではもっと深くお話したいです。まだ、あまり関わらないようにしているんです。

――それは第2部からの絡みに向けて?

そういう気持ちもありますよ、やはり(笑)

  • 夏菜(左)と高岡早紀=同

――リカのような恋愛に一途な思い、夏菜さんに理解できるところはありますか?

私、わりと一途なんです。あのサイコパス感は分からないですが、若いころはそういう風になった時期があったような気もする。周りが見えなくなるような…ありましたね(笑)

――「運命の人」みたいなことは、信じていますか?

それは信じていないです。男性は星の数ほどいると思っています。ただ、ハマると一途なんですよ、本当に(笑)

――たとえば、手料理で彼を支えるタイプとか?

料理はめっちゃやります。けっこう家庭的でびっくりされるぐらいやっちゃうタイプです。家事も全部やるほうかな、掃除やご飯も全部できるタイプです、こう見えて(笑)

――意外…かもしれませんね。

たぶん意外だと思うんです、世の皆さんにとっては。たぶん私、お酒ばかり飲んでいるイメージだと思うから…(笑)

――第2部では、よりご活躍を楽しみにしてもいいですよね?

第1部では傍観者だった千秋が、第2部では巻き込まれていくところが見どころでもあるので、それはもちろん楽しみにしてください。「まさか!」みたいなこともありますし、リカさんとだいぶ接近するんです。なので高岡さんとのがっつりシーンは、私もとても楽しみです!

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

病院からどんどん人がいなくなっていき、今後も恐ろしいことになってしまいますが、それはすべて第2部への伏線だったと思って観ていただいてもいいかも。“ホップ、ステップ、ジャンプ”の、今は“ホップ”と思っていても過言ではないと思うので、その後の“ステップ、ジャンプ”は、第2部に入ってからも楽しんでいただきたいです。千秋の気持ちで視聴者の方も観ていると思いますし、第2部ではその千秋が巻き込まれ、私自身もどんな感情が出てくるのか楽しみです。ドキドキしながら観ていただけたらと思います。