令和平成・消費者経済総研はこのほど、「2020年のヒット・トレンド予測」を発表した。「商品・サービスの分野」を通じて「現象・ブーム・トレンド」に着目し、2020年のヒット・トレンドを予測した。

2020年は「アキ活 元年」に

  • 「2020年のヒット・トレンド予測」

キーワード・ランキング1位は「アキ活 元年」。消費者経済総研では、「空いた時間」「空いた空間」などを提供するサービスや取り組みを「アキ活」と名付け、2020年はこのサービスが大きく普及していく「アキ活 元年」になると予想している。

2位は「非・移動革命」。2020年に商用サービスが開始される5Gや、テレワークの推進、VR技術の発展などにより、「移動しない 移動革命」がキーワードになると見込んでいる。

3位は「在宅」。移動しない場合は自宅滞在が多くなる。また高齢化が進む中、地球温暖化による近年の酷暑は高齢者の外出に大きな困難が伴うことから、自宅で仕事をする・買い物を済ますといった「在宅」の重要度が増すと予想している。

4位は「副業」。2020年は所定内時間の給与水準の伸びは低い見通しであるほか、残業規制の強化により残業代が減り、空き時間も増加すると予測。その結果、副業をする人や副業にかける時間が増えるとみている。

5位は「バーチャル vs リアル」。バーチャル化・デジタル化が進む一方、「リアル」や「アナログ」への回帰や欲求が高まると予想。また、SC(商業施設)はECとの「競合と融合」のスタイルを導入し始めており、中でも「渋谷パルコ」は実店舗・実空間の魅力を最大限に高め、「未来型の商業空間のモデル」になると分析している。