忙しい業務の中、移動中にカフェにPCを持ち込んで、企画書を書いたり急ぎのメールを送ったり。そんなときにちょっとした安らぎをくれるのが、美味しいコーヒーの存在だ。出先だけでなく、社内や自宅で最高に美味しい一杯を飲めたらきっと仕事もはかどるはず。そこで紹介したいのが、カプセル式コーヒーマシン「ドリップポッド DP3」。発売に先立ち、メディア向け先行体験会が行われたので取材してきた。

  • 紅茶、日本茶を含めて全14種類のカプセルがラインナップ

オフィスコーヒーが"最高の一杯"に

「ドリップポッド DP3」(以下・DP3)は、プロのハンドドリップの抽出メカニズムを再現した"最高の一杯"が味わえるUCCの人気コーヒーメーカー「ドリップポッド」シリーズの新モデル(2020年1月24日発売・オープン価格)。体験会ではまず、挨拶に登壇したUCCグループのソロフレッシュコーヒーシステム代表取締役社長・柳原優樹さんがコーヒーへの思いを語った。それによると、コーヒー豆の収穫にはある程度バラつきがあるが、その中で厳選した豆を正しい方法で焙煎、粉砕、パッケージしたものが、一般消費者に届けられている。そこからさらに、正しい知識と技術によって抽出されることで、初めて美味しいコーヒーになるという、まさに"奇跡の積み重ね"の産物だという。しかし、これまでUCCでは抽出過程をお客さんにすべて任せていたため、美味しいコーヒーを飲むためのラストワンマイルがそこで崩れてしまうことに悔しさを感じていたという。そこで、理想的な状態で最高の一杯を楽しんでもらいたいという思いから生まれたのが、「ドリップポッド」システムなんだとか。

  • カラーはホワイト、ブラウン、アッシュローズ、ペールミントの4種類

  • 意外なほどコンパクトなボディで場所を取らないからどんな部屋にも置きやすいのがイイ

続いて、2015年ジャパンブリューワーズカップ準優勝者であり、UCCコーヒーアカデミー専任講師兼アドバイザーを務める村田果穂さんが、美味しいコーヒーを淹れるポイントを実演しながらレクチャー。コーヒーを淹れるために大切なものは大きく2つあり、1つはコーヒー豆、お湯や水といった素材にこだわること、もう1つは「抽出技術」だという。鮮度の良いコーヒー豆をキチンと計量し、抽出する前に少しお湯をかけて“豆の準備運動”となる「蒸らし」を行っていく。新鮮なコーヒー豆ほど、含まれるガスが抽出を妨げてしまうため、そのガスを抜いてあげたり、コーヒーの粉全体にお湯の通り道を作ってあげることで、均一にコーヒーの成分を抜き出すことができるそうだ。続いてのポイントは「抽出速度」。一定のお湯の量でゆっくり、粉面に対して90度の角度で注ぐことによって、香りや味わいを引き出すことができる。また、温度はコーヒーの成分や甘み・酸味を引き出すのに最適な92℃~96℃が好ましい。そして最後に大切なのが「ドリッパーの形」。円錐型のものを使うことで、ゆっくり・じっくりと抽出しても、均一にお湯が広がりコーヒーの成分を引き出すため、濃厚な味わいかつクリアな後味となるそうだ。

  • 抽出後プックリと膨らんだポッド。全体がコーヒー色になっており、ムラなく満遍なくお湯が注がれていることがわかる

「う~ん、美味しいコーヒーを飲むためには、結構手間がかかるものなんだなあ……」と思った人にこそ、知ってほしい。こうしたプロのハンドドリップ技術を再現することで、ボタンひとつで美味しいコーヒーが飲めるのが「DP3」なのだ。まず、「DP3」のカプセルは、すべて国内工場で焙煎・粉砕し風味を落とさないように個別に密封パックしているため、いつでも煎りたて・挽きたての新鮮さを味わうことができる。また、カプセルの中の豆の量はあえてぎっしり詰め込んでおらず、隙間を空けている。これは、蒸らしによってガスが出てプックリ膨らむためにこうした量になっているようだ。そして、機器本体に新たに搭載された機能が「抽出モード」。従来のドリップポッドの抽出方法を「Standard」と位置づけ、「Strong」モードは蒸らし時間を「Standard」モードよりも長く、お湯を注ぐスピードをゆっくりにすることで、香り高く濃厚な味わいを実現できるように設計されている。また、「Iced」モードはおすすめの湯量が自動的に設定され、アイスメニューに最適な抽出をすることができる。カプセルは10種のコーヒーと、紅茶2種、お茶2種を加えた計14種類が用意されており、抽出モードや7段階の抽出量を飲み方のシーンに合わせて、50通り以上の飲み方が可能となっている。

  • シンプルで誰でもカンタンに操作できるパネル

体験会では、「リッチブレンド」のカプセルから「Standard」モードで抽出したコーヒーを試飲させてもらった。酸味が少なく香り高くコク深い味わいだ。続いて同じ「リッチブレンド」を「Strong」モードで抽出したコーヒーを飲むと、濃厚でガツンとインパクトのある味になっていた。そのため、ミルクを入れても負けることなくバランス良く味わうことができた。なるほど、抽出モードと抽出量によってこんなに違うものなのか。コーヒーだけじゃなくお茶の場合も、食事に合わせて濃くて渋めにしてみたり、色々と組み合わせを楽しめそうだ。

実際に「DP3」を操作してみた

そして、実際に「DP3」を操作してみた。パネルはとてもシンプルで、むずかしい操作はまったく必要なくてカンタン。事前に本体背面のタンクに水を入れておき、コーヒーカップをトレーの上に置く。上部のフタを開け、カプセルを開封してポッドをポッドホルダーにセットする。メニューから「Coffee」を選び、抽出モードを「Standard」に設定。カプセルのフィルム表面に書かれているおすすめの抽出量に合わせたら、あとはスタートボタンを押すだけ。できあがったら「ピッピッ」と音が鳴り教えてくれる。抽出後はポッドを捨てて、ポッドホルダーをさっと洗って戻しておくだけだから、お手入れも楽ちん。ちなみに、ポッドを置かずにお湯だけを出すこともできるから、スープなどにお湯を入れたりするときにも便利だ。

  • カプセルの表面にはおすすめの抽出量が表示されている

  • カプセルからポッドを取り出してポッドホルダーにセット

  • スイッチを入れてすぐに抽出がスタート、手早く本格的なコーヒーを飲むことができる

ちょっとしたスペースでも置ける意外なほどコンパクトなボディで、カラーはホワイト、ブラウン、アッシュローズ、ペールミントの4種類。毎回カフェに行っている人も、「DP3」を使って最高の一杯を会社や自宅で味わってみては?

著者:岡本貴之

1971年新潟県生まれのフリーライター。音楽取材の他、グルメ 取材、様々なカルチャーの体験レポート等、多岐にわたり取材・ 執筆している。好きなRCサクセションのアルバムは『BLUE』。趣味はプロレス・格闘技観戦。著書は『I LIKE YOU 忌野清志郎』(岡本貴之編・河出書房新社)」