俳優の上川隆也と女優の松下由樹が24日、東京・六本木のテレビ朝日本社で行われた同局系ドラマスペシャル『検事・佐方~裁きを望む~』(26日 21:00~23:05)の試写会イベントに出席し、クリスマスの思い出などについて語った。

  • 左から柚月裕子氏、上川隆也、松下由樹

上川は「本日はメリークリスマス。クリスマスだというのに、お集まりいただきありがとうございます」とあいさつ。息抜き方法の話題になると「あくまでイメージなんですけど、僕の中で役は着ぐるみみたいなもの。役になるときに、それに手足を通して、身に着けたまま立ち振るイメージです。なので、役が終われば、背中のジッパーを下げて、佐方という着ぐるみを部屋の片隅にでも置いて。後は僕は気が抜けてしまえるので、特別なルーティンを持っていないです」と語った。

その上で、「たまに撮影現場に来てくれる、愛犬のノアールというワンコがいるんですけど、そばにいるときは、なによりもいやされる時間です」と明かすと、原作者の柚月裕子氏は「なでさせていただきました。大変かわいいワンちゃんでした」と振り返った。

そして、松下由樹が「まだお会いしてないんです。じゃれたいです」と要望すると、上川は「今度お引き合わせします」と笑顔を見せた。

クリスマスの思い出について聞かれると、上川は「細かいプレゼントはずいぶん昔のことなので、詳しく覚えていないですが…。物心つくまで、サンタクロースを当たり前に信じていたんですよ。クリスマスイブに寝て朝になると、枕元にプレゼントボックスが置いてあって、喜々として母親や父親に『サンタクロースが来た』と報告していた思い出は確実にある」と述懐。

続けて「子どもの頃にサンタを信じていると、気持ちのなかにサンタの部屋ができるんですって。その部屋は、サンタがいないとわかってしまうとサンタは出ていってしまうんですが、部屋は残って、そこにある種の想像の物語とかを入れられる部屋になるそうです。それを考えてみると、いろんな物語に接して役柄を演じることができているのは、僕の両親がサンタさんを信じさせてくれたからと思います。両親に強く感謝しています」と述べた。

一方の松下は「こんな素敵なお話の後に恐縮なんですが…」と切り出し、「クリスマスにお仕事でドラマの撮影が入っていまして、刑事の役だったんですが、犯人に襲われるシーン、セットのトイレの中で首を締められるというシーンを朝から晩まで延々と撮影していました。私のクリスマスとなると、いつもそのシーンを思い出して…」と苦笑いしていた。