若手漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2019』の決勝戦が22日、東京・六本木のテレビ朝日から同局・ABCテレビ系で生放送され、ミルクボーイが15代目チャンピオンに輝いた。

  • ミルクボーイ(左から駒場孝、内海崇)

今年のエントリー数は5,040組。2010年の4,835組を上回り、過去最高の参加となった。

決勝戦は、おみくじ「笑御籤(えみくじ)」で当たった順で、ニューヨークをトップに、かまいたち、敗者復活戦を勝ち上がった和牛、すゑひろがりず、からし蓮根、見取り図、ミルクボーイ、オズワルド、インディアンス、ぺこぱがネタを披露した。

ファーストラウンドは、ネタ順7番目のミルクボーイがトップ通過。ミルクボーイの681点は、『M-1グランプリ』史上最高得点。審査員のダウンタウン・松本人志は「行ったり来たり漫才とでも言うんでしょうか。ゆすぶられたな。これぞ漫才というのを久しぶりに見させてもらった」と絶賛し、上沼恵美子も「ネタのセンスが抜群」とコメントした。99点をつけたナイツ・塙宣之は「人の力と言葉の力が凝縮されていた。ほぼ100点に近い99点」と評した。

2位にはネタ順2番目のかまいたち、3位にはネタ順10番目のぺこぱがはいった。

この3組による最終決戦は、ぺこぱ、かまいたち、ミルクボーイの順番でネタを披露。最終結果はミルクボーイが優勝し、賞金1,000万円を勝ち取った。

優勝したミルクボーイは、2007年に結成された駒場孝、内海崇による漫才コンビ。初の決勝進出で、見事にチャンピオンとなった。

■『M-1グランプリ2019』決勝戦・結果

●ファーストラウンド
1.ニューヨーク:616点(オール巨人87点、ナイツ塙91点、立川志らく90点、サンド富澤88点、中川家礼二88点、松本人志82点、上沼恵美子90点)

2.かまいたち:660点(オール巨人93点、ナイツ塙95点、立川志らく95点、サンド富澤93点、中川家礼二94点、松本人志95点、上沼恵美子95点)

3.和牛:652点(オール巨人92点、ナイツ塙96点、立川志らく96点、サンド富澤91点、中川家礼二93点、松本人志92点、上沼恵美子92点)

4.すゑひろがりず:637点(オール巨人92点、ナイツ塙91点、立川志らく92点、サンド富澤90点、中川家礼二91点、松本人志89点、上沼恵美子92点)

5.からし蓮根:639点(オール巨人93点、ナイツ塙90点、立川志らく89点、サンド富澤90点、中川家礼二93点、松本人志90点、上沼恵美子94点)

6.見取り図:649点(オール巨人94点、ナイツ塙92点、立川志らく94点、サンド富澤91点、中川家礼二93点、松本人志91点、上沼恵美子94点)

7.ミルクボーイ:681点(オール巨人97点、ナイツ塙99点、立川志らく97点、サンド富澤97点、中川家礼二96点、松本人志97点、上沼恵美子98点)

8.オズワルド:638点(オール巨人91点、ナイツ塙89点、立川志らく89点、サンド富澤91点、中川家礼二94点、松本人志90点、上沼恵美子94点)

9.インディアンス:632点(オール巨人92点、ナイツ塙89点、立川志らく87点、サンド富澤90点、中川家礼二92点、松本人志88点、上沼恵美子94点)

10.ぺこぱ:654点(オール巨人93点、ナイツ塙94点、立川志らく91点、サンド富澤94点、中川家礼二92点、松本人志94点、上沼恵美子96点)


●最終決戦
1.ぺこぱ:0票
2.かまいたち:1票(松本人志)
3.ミルクボーイ:6票(オール巨人、ナイツ塙、立川志らく、サンド富澤、中川家礼二、上沼恵美子)