若手漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2017』の決勝戦が3日、東京・六本木のテレビ朝日から同局・ABC系で生放送され、とろサーモンが13代目チャンピオンに輝いた。
今年は、結成15年以内のプロ・アマ4,094組がエントリー。決勝戦は、司会の今田耕司が引いたおみくじ「笑御籤(えみくじ)」で当たった順で、ゆにばーすをトップに、カミナリ、とろサーモン、スーパーマラドーナ(敗者復活)、かまいたち、マヂカルラブリー、さや香、ミキ、和牛、ジャルジャルが熱戦を繰り広げた。
ファーストラウンドは、終盤に向けて高得点を叩き出すコンビが続出。審査員の上沼恵美子が「こんな面白い決勝戦は初めてじゃないですか?」と絶賛する戦いは、1位に和牛、2位にミキが飛び込み、ネタ順3番目だったとろサーモンが3位を死守した。
この3組による最終決戦は、とろサーモン、ミキ、和牛の順番でネタを披露。前年チャンピオンの銀シャリ・橋本直が「半端ないレベルですね」、審査員のオール巨人も「めちゃくちゃ難しい」と言うほどの接戦となったが、最終結果はとろサーモンが優勝し、賞金1,000万円を勝ち取った。
優勝したとろサーモンは、2002年結成。出場資格ラストチャンスの今大会で初の決勝進出を決め、見事にチャンピオンとなった。
■『M-1グランプリ2017』決勝戦・結果
●ファーストラウンド
1.ゆにばーす:626点(オール巨人89点、渡辺正行87点、中川家礼二90点、春風亭小朝91点、博多大吉92点、松本人志87点、上沼恵美子90点)
2.カミナリ:618点(オール巨人87点、渡辺正行86点、中川家礼二89点、春風亭小朝90点、博多大吉91点、松本人志85点、上沼恵美子90点)
3.とろサーモン:645点(オール巨人88点、渡辺正行93点、中川家礼二93点、春風亭小朝93点、博多大吉93点、松本人志92点、上沼恵美子93点)
4.スーパーマラドーナ:640点(オール巨人94点、渡辺正行91点、中川家礼二92点、春風亭小朝91点、博多大吉93点、松本人志90点、上沼恵美子89点)
5.かまいたち:640点(オール巨人95点、渡辺正行89点、中川家礼二94点、春風亭小朝90点、博多大吉92点、松本人志91点、上沼恵美子89点)
6.マヂカルラブリー:607点(オール巨人86点、渡辺正行89点、中川家礼二88点、春風亭小朝89点、博多大吉88点、松本人志84点、上沼恵美子83点)
7.さや香:628点(オール巨人87点、渡辺正行91点、中川家礼二90点、春風亭小朝90点、博多大吉90点、松本人志90点、上沼恵美子90点)
8.ミキ:650点(オール巨人93点、渡辺正行94点、中川家礼二91点、春風亭小朝92点、博多大吉91点、松本人志94点、上沼恵美子95点)
9.和牛:653点(オール巨人92点、渡辺正行92点、中川家礼二93点、春風亭小朝94点、博多大吉94点、松本人志93点、上沼恵美子95点)
10.ジャルジャル:636点(オール巨人93点、渡辺正行88点、中川家礼二89点、春風亭小朝90点、博多大吉91点、松本人志95点、上沼恵美子90点)
●最終決戦
1.とろサーモン:4票(渡辺正行、中川家・礼二、春風亭小朝、博多大吉)
2.ミキ:0票
3.和牛:3票(オール巨人、松本人志、上沼恵美子)