ラーメン、つけ麺と並び、食べる機会が増えてきたのが「汁なし坦々麺」。ランチタイムのラインナップに入れているサラリーマンも多いのでは? そこでおすすめしたいのが、広島から期間限定で銀座にやってきた"元祖・汁なし坦々麺"の店「汁なし坦々麺 きさく」だ。
"元祖・汁なし担々麺"を東京・銀座で!
「汁なし坦々麺 きさく」は、地下鉄銀座一丁目駅の6番出口を出てすぐ、「ひろしまブランドショップTAU」(以下・TAU)の1階ひろしまCAFEに、地元広島から12月20日~12月22日の3日間、期間限定で出店している店。
汁なし坦々麺は、広島のご当地麺として今や多くの専門店が県内のあちこちにあるそうで、それぞれの店で味の個性が違うという。「汁なし坦々麺 きさく」は、中国・四川省の担々麺に感動した店主の服部幸一さんが、本場の味をベースとしてさらなるお美味しさを追求し、試行錯誤を重ねて2001年から汁なし坦々麺の提供を始めた"元祖・汁なし坦々麺"の店。なんと創業以来、汁なし担々麺を広島の店舗以外で提供するのは、今回のTAUへの出店が初めてなんだとか。それもあって、20日には噂を聞きつけた麺好きな人々がオープンから行列を作っていたようだ。
辛さと痺れと旨味が三位一体となった本場の味わい
メニューは「汁なし坦々麺」(税込540円)のみ。これは広島の店と同じ価格。銀座という立地で食べることを考えるとかなり安い。辛さは普通とマイルドの2種類があるので、今回は普通の辛さでオーダーしてみた。
店内には、「汁なし担々麺の食べ方」が書いてあり、それによると、着丼したらすかさず混ぜるのがその流儀。しかも、2、3回混ぜるだけじゃない。食べる前に10回~30回は必ず混ぜた方がいいそうだ。納豆かよ! と思ったものの、そこは広島の仁義に倣い、実践。麺を覆いつくさんばかりの青ネギと、極細めん、タレを底の方からすくって混ぜ混ぜしてみると、なんだかジャンクなグルメという感じで美味しそうだ。
思いっきり混ぜてから、ひと口。辛い!! すげえ辛いぞ。辛さに加えて山椒の痺れもかなり感じる。そして、めちゃめちゃ美味い。タレが絡んだ麺と、細かい挽肉の食感、辛さと痺れと旨味が三位一体となった味は、混ぜれば混ぜるほど美味しくなる。それにしても、結構辛くて汗が噴き出てきた。これは冬場は体が温まっていいかもしれない。辛いのが苦手な人には、温泉玉子(税込50円)を加えることもできるのでやってみてほしい。まろやかになって旨味が増す感じだ。これは、一度食べたらハマる味。あ~美味しかった。ごちそうさまでした。
こんなに美味しいなら、是非東京にも本格的に出店してほしい! と願いつつ、「汁なし坦々麺 きさく」は期間限定で、12月22日まで。是非、足を運んで実際に食べてみてほしい。
●information
「汁なし坦々麺 きさく」
場所:ひろしまブランドショップTAU 1階ひろしまCAFE
期間:2019年12月20日~12月22日
営業時間:
20日11~15時、17~20時
21・22日11~15時、17~20時
※ラストオーダー19時45分