映画『羊とオオカミの恋と殺人』(12月9日公開)の公開初日舞台挨拶が29日に都内で行われ、杉野遥亮、福原遥、江野沢愛美、朝倉加葉子監督が登場した。

  • 左から朝倉加葉子監督、杉野遥亮、福原遥、江野沢愛美

    左から朝倉加葉子監督、杉野遥亮、福原遥、江野沢愛美

同作は、スプラッター・ラブコメディ漫画『穴殺人』(作:裸村)の実写化作品。大学受験に失敗し予備校もやめ引きこもる黒須(杉野遥亮)は、首吊り自殺を図るも失敗し、弾みで空いてしまった壁の穴から美人で清楚な隣人・宮市さん(福原遥)の生活を覗くことが生き甲斐になる。しかし、ある日彼女が部屋で行っている凄惨な殺人行為を目撃し声をあげてしまい、気づかれた黒須はつい宮市に愛を告白、彼女と付き合うことになる。

杉野は福原について「共演するのは2度目。人見知りはしましたけど、2回目なので、信頼がすごいあった」と振り返る。「勝手にさせてもらっていたというか。そういった意味では安心してやっていました」と感謝すると、福原も「今回は結構杉野くんと意見を交換しながら話せたのが嬉しかったですし、本当に私も支えてもらっていたというか。すごい安心感があって、一緒にできてよかったです」と互いに信頼感を見せた。

また殺人鬼役を演じた福原について、江野沢は「普段かわいらしい感じなんですけど、お芝居に入ったときに目の鋭い感じが伝わってきて、殺人鬼でした」と称賛し、福原は「嬉しいです。そんな目してました?」と問いかける。杉野も「絶対的な信頼を置いてましたよ。遥ちゃんの目を見て芝居をしていれば正解。自分の中にも確固たる何かが生まれてくると思ってました」と語った。

「信じられないでしょうが、私〇〇なんです」というトークテーマに対し、杉野は「こう見えて、がさつなんですよ。世間的なイメージで、清潔感があると思われてるのかなと思って」と発言の意図を明かす。「ズボラなところがけっこうあって、お風呂からあがったらパンツもはかずにうろうろするとか、部屋のなかでコートとかかけずにそこらへんに置いちゃうとか」と明かすと、キャスト陣も会場も驚き、杉野は「ドン引きじゃないですか」と苦笑する。しかし、「洗濯はちゃんとしますよ。洗濯男子なんで」と、花王「アタックZERO」のCMをアピールしていた。