女優の大野いと、大友花恋、菅野莉央が、フジテレビ系スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(12月21日21:15~23:25)に出演する。

  • (左から)大友花恋、大野いと、菅野莉央=フジテレビ提供

NEWSの加藤シゲアキが、昨年放送の『犬神家の一族』に続き、再び名探偵・金田一耕助を演じる今作。大野が演じる青池里子は、温泉旅館「亀の湯」の女将・青池リカ(寺島しのぶ)の娘。生まれつき顔半分に大きなあざがあり、それを隠すために黒い頭巾をかぶっている。“人殺しの子”として村八分になった別所千恵子(中条あやみ)とはつらい境遇を分かち合う関係で、心を許しあう親友同士だ。

大友が演じる仁礼文子は、圧倒的な財産・権力・名声をもつ仁礼家の一人娘。里子の兄、青池歌名雄(小瀧望)に淡い恋心を寄せている。父・嘉平も文子と歌名雄が結ばれることを期待しており、文子は父のプレッシャーに負けそうになっている。

一方、菅野演じる由良泰子は、歌名雄と恋人同士。結婚の話も出ており、母・由良敦子(斉藤由貴)にも応援されている。

そんなある日、泰子が滝つぼで口に漏斗を突っ込まれた状態で死亡しているのが発見される。泰子は“手毬唄”の歌詞になぞらえて殺されており、むごたらしい姿だった。突然の悲劇に見舞われ絶望する歌名雄。一方で文子にとっては歌名雄と一緒になる絶好の機会。仁礼家の婿になれば仁礼家は歌名雄を跡取りにすることができ、亀の湯の安泰も約束される。様々な人間の思惑が交錯する中、仁礼家、由良家の対立は一層激しくなっていく。

大野は「過去に数々の先輩方が演じられてきた作品を私も見てきましたので、とても気持ちが引き締まる思いです」、大友は「金田一耕助シリーズの魅力的な恐ろしさがさらに濃厚に詰め込まれた内容に、台本を読んでいる時から鳥肌が止まりませんでした」、菅野は「滝つぼのシーンの撮影では体力的な厳しさはありましたが、それ以上にスタッフ、共演者の方々にたくさんサポートしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と、それぞれコメントしている。

金城綾香プロデューサーは「『悪魔の手毬唄』は、悲しい過去を背負った母親たちの物語でもあり、閉鎖的な村の中で生きていこうとする娘たちの物語でもあります。涼やかな目元が美しく日本人形のように愛らしい菅野莉央さん、少女から女性へ変貌されている途中の華やかさがある大友花恋さん、そしてはかなさと相反する芯の強さを秘める目力を持った大野いとさん、このお三方がこの血塗られた惨劇をどのように色づけてくださるのか、ぜひ楽しみにご覧ください」と話した。

(C)フジテレビ