女優の寺島しのぶと、アイドルグループ・ジャニーズWESTの小瀧望が、フジテレビ系スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、再び~』(12月21日21:15~23:25 ※時間変更の場合あり)に親子役で出演することが7日、明らかになった。

  • 寺島しのぶ(左)と小瀧望=フジテレビ提供

NEWSの加藤シゲアキが、昨年放送の『犬神家の一族』に続き、再び名探偵・金田一耕助を演じる今作。寺島は、物語の舞台・鬼首村(おにこうべむら)にある温泉旅館・亀の湯の女主人・青池リカ役を、小瀧は、その息子で美しき容姿の青年・青池歌名雄役を演じる。2人は悲しい過去を背負いながらも固い絆で結ばれる親子役で、今回初共演を果たす。

今回の役について、寺島は「さまざまな愛憎がリカの中で渦巻いており、なぜそうなったのか、さまざまな部分を自分なりに読み込んで演じたいと思っております」と話し、小瀧は「今まで出演してきたドラマのテイストと全然違いましたし、『かなり難しいな!』と思いました。個人的な印象ですが、この役が僕にとってターニングポイントになる気がしています。難しい役どころですが、僕の人生において大事な役になるんじゃないかなと思っています。大事な人を失う喪失感と犯人への怒りは常に抱いている感情だと思うのでそこは忘れないように心がけています」とコメント。

金田一を演じる加藤について、寺島は「スマホをいじるのではなく本をよく読まれていて、すてきだなぁと思います。普段はとても気さくで、おしゃべりしていて楽しいです」と印象を述べ、小瀧は「約3年ぶりですけどそんなに久しぶりな感覚はないですし、またご一緒できてすごくうれしいです!」と語る。

また小瀧は、母親役の寺島について「まさにお母さん! すべてを包み込んでくれる感じです。お芝居では圧倒されると同時にすごく興奮もしています。学ばせていただきたい、吸収したいという気持ちで日々過ごしていますし、ご一緒させていただけてとても幸せです」と印象を述べた。

金城綾香プロデューサーは「母の優しさと狂気が同居する彼女を、寺島しのぶさんに演じていただける。プロデューサーとしてこんな幸せはありません。昭和、平成、令和と時代を超えてもなお胸に迫る母の愛をぜひ楽しみにしていただきたいです。一方、リカの愛を一身に受け、健やかに育つ歌名雄役は、世の女性をとりこにするような華やかさの陰に、どこか危うさを漂わせる方に演じていただきたいと思い、小瀧望さんにオファーさせていただきました。歌名雄に訪れる数々の悲劇をどう乗り越えていくのか、その成長も見どころです」と話している。

今作は、金城プロデューサーに、脚本の根本ノンジ氏、演出の澤田鎌作氏と、7月期の月9ドラマ『監察医 朝顔』のスタッフが結集して制作される。

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