ANAが、2019年12月より機内や空港ラウンジで提供するワインセレクションの新たな銘柄が決定した。今回は、食事とのマリアージュが楽しめるよう世界各国から様々な飲み口のワインが選定された。

  • ANAのワインセレクションが発表された

2000年の世界最優秀ソムリエを受賞したオリヴィエ・プーシェ氏や、数々のコンクールで活躍するコンラッド東京のエグゼクティヴ・ソムリエである森覚氏のアドバイスのもと、厳選されたバリエーション豊かなワインが揃った。

  • 国際線ファーストクラスの機内で提供されるワイン

  • ファーストクラスの機内食も展示された

登壇した森氏は「ANAとは、どのようなサービスのワインを期待しているのかミーティングを重ねた」と今回のセレクションに至る経緯を説明。「季節ごとのワインをチョイスし、『今飲んで価値のあるもの』を提供したい。3カ月区切りで、季節ごとのワインと機内食のマリアージュを完成させ、季節感を味わってもらい、乗るたびに楽しめるようにしたい」とコメントした。

  • コンラッド東京のエグゼクティヴ・ソムリエの森氏

今回のワインセクションは昨年12月から選考を開始し、世界15カ国、約2000銘柄から書類選考とブラインドテイスティングにより62銘柄のワインを選定。欧州のみならず日本産を含む世界各国のワインを取り入れると共に、爽やかな白ワインやフルボディの赤ワイン、デザートやチーズに合うポートワインなど様々な飲み口のワインが用意される。

また世界的に注目される銘柄も取り揃えられており、今年9月より先行して機内にて提供されている。

  • ANAのラウンジで提供されるワイン

続いて登壇したANAケータリングサービスの清水誠総料理長は、ソムリエの森氏とのコラボレーションについて説明し、「機内で楽しんでもうらうために、季節を感じさせる機内食とワインに合うメニューを作っていきたい」とコメントした。

  • ANAケータリングサービスの清水総料理長

会場ではラウンジや機内で提供されるワインの試飲会が行われ、国際線のファーストクラスで提供される日本産の赤ワイン「ソラリス 信州千曲川産メルロー2016」や、ビジネスクラスで提供されるオーストラリア産の白ワイン「スカットルバット ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン2018」など、48銘柄が用意された。