近畿日本鉄道は大阪地区・名古屋地区で、大みそか深夜から元日早朝にかけて終夜運転を実施する。大阪・名古屋から伊勢方面を中心に臨時の特急列車も運転される。

  • 近鉄が大みそか深夜から元日早朝にかけて終夜運転を実施。伊勢方面へ臨時の特急列車も運転される

大阪地区では田原本線を除く各線区で終夜運転を行う。大阪線は大阪難波駅から宇治山田・鳥羽駅へ約30~70分間隔、鳥羽駅・五十鈴川駅から大阪上本町駅・大阪難波駅へ約20~40分間隔で臨時の特急列車を運転。臨時の急行は大阪上本町発伊勢中川・五十鈴川行および鳥羽・五十鈴川発大阪上本町行をそれぞれ約60分間隔で運転する。

大阪線の普通(一部区間準急)は大阪上本町~大和朝倉・榛原・名張間にて、約30分間隔で終夜運転を実施。奈良線の普通(一部区間準急)も大阪難波駅から東花園駅・大和西大寺駅・近鉄奈良駅まで、約15~30分間隔で終夜運転を行う。信貴線は河内山本~信貴山口間にて約30分間隔、生駒線は生駒~王寺間にて約50~70分間隔で普通による終夜運転を実施。生駒ケーブルや西信貴ケーブルも臨時便による終夜運転を実施するとのこと。けいはんな線は約30分間隔で普通による終夜運転を行う。

  • 大阪線や京都線・橿原線では臨時の特急列車も設定される

京都線・橿原線では、京都発宇治山田・鳥羽行および鳥羽・五十鈴川発京都行の臨時の特急列車をそれぞれ約60~120分間隔で運転するほか、京都発橿原神宮前行および橿原神宮前・近鉄奈良発京都行の臨時の特急列車もそれぞれ約60~120分間隔で運転する。普通は京都~新田辺・大和西大寺・橿原神宮前間にて、約30分間隔で終夜運転を行う。天理線は平端~天理間にて、約30分間隔で普通による終夜運転を実施する。

南大阪線・吉野線では、大阪阿部野橋~橿原神宮前間にて約60分間隔で臨時の特急列車を運転。普通は大阪阿部野橋~古市・橿原神宮前間にて約30分間隔で終夜運転を行い、大阪阿部野橋~吉野間の列車も設定する。道明寺線は道明寺~柏原間にて約30分間隔、長野線は古市~河内長野間にて約30~40分間隔、御所線は尺土~近鉄御所間にて約30~50分間隔で普通による終夜運転を実施する。

  • 南大阪線・吉野線などの線区でも終夜運転を実施

名古屋地区では湯の山線を除く各線区で終夜運転または最終列車繰下げ・始発列車繰上げを実施する。近鉄名古屋発宇治山田・鳥羽行および鳥羽・五十鈴川発近鉄名古屋行の臨時の特急列車をそれぞれ約20~60分間隔で運転。臨時の急行も近鉄名古屋~五十鈴川・鳥羽間にて、約60分間隔で運転される。

準急は近鉄名古屋発富吉・近鉄四日市行、富吉発近鉄名古屋行を設定。普通による終夜運転は名古屋線・山田線を中心に行われ、おおむね約30~60分間隔の運転となる。鳥羽線・志摩線や鈴鹿線では、最終列車の繰下げまたは始発列車の繰上げを実施する。湯の山線では終夜運転を行わないものの、元日未明に近鉄四日市発湯の山温泉行の臨時列車を運転する予定で、詳細は追ってホームページ等で案内するとのこと。

  • 名古屋地区でも湯の山線を除く各線区で終夜運転または最終列車繰下げ・始発列車繰上げが行われる

なお、各線区ともに12月28日から1月5日まで土休日ダイヤでの運転となる。