JR西日本は8日、京阪神地区で大みそか深夜から元日早朝にかけて運転する臨時列車について発表した。昨年度と比べて臨時列車の運転区間・時間帯が縮小傾向にあり、終夜運転を行う区間でも運転間隔が一部変更となっている。
京阪神地区では大みそか深夜から元日早朝にかけて、初詣や年越しイベントなどに便利な臨時列車を終電後に運転してきた。大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)は今年度も全区間で終夜運転を行い、0~5時頃の運転間隔は大阪環状線天王寺~京橋~大阪~西九条間で約10~20分間隔、JRゆめ咲線西九条~桜島間で約15~20分間隔。大阪環状線・JRゆめ咲線は一部列車で直通運転を行う。大阪環状線西九条~天王寺間は約20分間隔の運転としつつ、3~4時台は40分間隔になるという。
JR京都線・JR神戸線(東海道・山陽本線)は今年度、京都~大阪~西明石間で終夜運転を実施。京都~高槻間は約40分間隔、高槻~西明石間は約20分間隔で臨時列車を運転し、各区間とも3~4時台は約40分間隔の運転とする。昨年度まで終夜運転を行っていた琵琶湖線(東海道本線)草津~京都間は今年度、従来の終電までの運転となる。
奈良線は京都~城陽間にて終電後に臨時列車を運転するが、運転時間帯が変更され、0~3時頃にかけて約30分間隔の運転となる。学研都市線(片町線)・JR東西線も終電後の臨時列車の運転時間帯が0~3時頃に変更され、四条畷~京橋~尼崎間にて約30分間隔で運転。JR宝塚線(福知山線)尼崎~宝塚間は今年度、従来の終電までの運転となる。
大和路線も終電後の臨時列車の運転時間帯を0~3時頃に変更し、奈良~王寺間は約60分間隔、王寺~JR難波間は約30分間隔で運転。万葉まほろば線(桜井線)は奈良~桜井間で終夜運転を行い、約30~60分間隔(3~4時台は約60分間隔)で臨時列車を運転する。万葉まほろば線桜井~高田間は従来の終電までの運転に。阪和線天王寺~鳳間も昨年度まで運転していた終電後の臨時列車を取りやめ、従来の終電までの運転とする。