お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が、4日に放送されたラジオ番組『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ/毎週月曜~木曜 8:30~)にゲスト出演し、現在のテレビ業界の現状に持論を展開した。

石橋貴明

自身の若手時代について「出たら、ハチャメチャなことをして少しでも爪あとを残そうと思っていた」と振り返った石橋。「昔はそれを期待されてたしね。テレビ局のディレクターさんも演出家さんも、テレビの前の視聴者もみんな、『何やってくれるんだ?』って」と述べた。

その具体例として「歌謡ショーの大階段を『上っちゃダメですからね』って言われると、『上ってね』って言われてるだと思って、歌いながら上ってっちゃったり…」などと話し、「そういうことをしなきゃ、視聴者から『大人しいな今日』って言われちゃうんで」と当時を述懐した。

それを聞いて、番組パーソナリティーの伊集院光が、昨今のテレビ業界における規制に言及。「最近気がついたんだけど、ドリフ(ターズの番組)がPTAの『子どもに見せたくない番組』1位に毎年なるということは、終わらないってことなんですよね。抗議は抗議だし、人気は人気っていうそこのバランスが取れていて」と話した。

すると石橋は「当然、俺も『8時だョ!全員集合』世代だった」と言い、「加藤(茶)さんとかがマヨネーズとかケチャップをバーッとかけていて、『ああいうのを見ると子供が真似する』と言うけど、俺たちそれ見て人にマヨネーズやケチャップをかけなかったし。そこは子どもなりにわかってるんだよ。それをあまりにも大人が『ん?』ってやり過ぎちゃってるんじゃないかな」と持論を述べた。

さらに石橋は「時たま思うね。そんながんじがらめで良いのか? って」と続け、「また、『それがテレビをつまらなくした』って理由にしてるテレビマンもいるから。なんだよそれ!って。アイデア練るしかねえじゃんって」と述べた。