俳優の木村拓哉が主演を務めるTBS日曜劇場『グランメゾン東京』(10月20日スタート、毎週日曜21:00～)の制作発表会見が16日、都内で行われ、木村、鈴木京香、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、尾上菊之助、及川光博、沢村一樹が登壇した。

  • 左から沢村一樹、及川光博、木村拓哉、鈴木京香、玉森裕太、尾上菊之助

このドラマは、フランス・パリに自分の店を持ち二つ星を獲得するが、己の慢心から招いた重大事件によってその座を追われ、店も仲間もすべて失ってしまった型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹(木村拓哉)が、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描く物語。

木村は、撮影の苦労を聞かれると「大変なのはスタッフのみなさん。どんな色でどれくらいの明かりを当てて、ベストな状態はどこなんだろうって。匂いを届けることができないテレビドラマの世界で『これ絶対おいしいんだろうな』っていう想像を膨らませる映像を撮ってくれているスタッフ・監督が一番大変なんじゃないかなと思っています」とコメント。また、手長海老のエチュベを鈴木演じる倫子に振る舞うシーンについて「あのワンシーンで16人前作りました」と明かした。

そして、司会者から「ご自身で作った料理もあったと伺ったんですが…」と聞かれると、木村は「全部作っています」と答え、尾花と二人三脚でパリの店を二つ星レストランにした支配人・京野陸太郎役の沢村が「時間かけて練習して全部覚えて撮影に入っています。適当にワンカットワンカットやっているんではなくて全部作り方を覚えて現場に入っています」と補足すると、会場から拍手が起こった。

木村と日曜劇場『華麗なる一族』(2007)以来12年ぶりのタッグとなる鈴木は「こんなに世界最高峰に素敵な方と一緒に仕事をして、学べるだけでなく仲間として引っ張ってもらうところもあって、とても素晴らしい時間を過ごさせていただいています」と充実した日々を語り、「今、日本で一番うらやましがられている女は私だなと実感しながら仕事をしています」と笑顔。「木村さんが『チームワークではすでに三ツ星』と言ってくださって、何よりもその言葉がうれしいです。最高の現場なので、最高のお料理と最高のお話を必ずお届けします」と約束した。

鈴木はまた、木村との共演について「一緒に同じ夢を追い求める役だと聞いてうれしかったです。楽しいです」とコメント。木村も「今回は同じ方向を向いて同じ熱量で前に進んでいけるパートナーとして京香さんがいてくれたのは本当に頼もしいですし、楽しいですし、美しいですし、毎日1カット1カットが充実しています。もっともっとたくさん素敵なキャストがいるんですけど、1カットごとにありがたいですし、うれしいです」と語った。