女優の伊藤歩が、21日に放送されるフジテレビ系月9ドラマ『シャーロック』(毎週月曜21:00~)にゲスト出演する。
伊藤が演じるのは、捜査一課の江藤礼二(佐々木蔵之介)らが一目置く警視庁捜査二課の敏腕刑事・市川利枝子。市川は5年前、渋谷の一等地で起きた巨額な地面師詐欺の一件を担当していたが、逮捕できたのは犯行グループの1人である吉野正夫だけ。主犯の守谷という男に大金が渡ったところまで突き止めたが、吉野以外のメンバーはいまだ行方知れずだという。
そんな市川が獅子雄(ディーン・フジオカ)と接触するきっかけとなったのは、渋谷の空き家で60代男性の死体が発見された事件。死後10日ほど経過しており、死因は頸椎(けいつい)骨折による頸髄(けいずい)損傷。首には強く絞め上げられたような跡が残されており、腰には打撲痕も見られ、格闘技経験者による無駄のない犯行だと推察される。
実はこの空き家こそ、5年前に地面師詐欺の舞台になった邸宅。詐欺被害にあった建設会社の社長がその邸宅内で自殺し、いわく付き物件として空き家のままになっていたのだ。その後、死体の身元が刑期を終え出所していた詐欺グループの一員、吉野正夫だったことが判明し、詐欺被害者による復讐劇の可能性が浮上して…。
伊藤は、台本を読んで「第3話で扱う題材が“地面師詐欺”というあまり聞き慣れない言葉だったのですが、現実にこういう事件が起きているということを知り非常に驚きましたし、同時に、そんな悪徳で闇の深い事件の謎を解く獅子雄の着眼点がとても面白いなと思いました。普通の人が見向きもしないポイントにヒントを得て解決に導いていく獅子雄は頭の回転が早過ぎるので、台本を読んでいてついていくのが大変でしたけど(笑)、読み返していくうちに、『ああ!そういうことか!』という感動がありました」と感想をコメント。
ディーン演じる“シャーロック”については「第1話、とっても面白く拝見しました! クスクス笑えるし、ディーンさんにしか出せない雰囲気があって。実際にお芝居でご一緒する際は『ここ、そういう感じなんだ!』とディーンさんならではの独特なシャーロック像を楽しく感じています。ディーンさんとは10年来の知り合いでして、こちらもまた面白い再会で幸せな気分です」と印象を語る。
太田大プロデューサーは「詐欺犯などと対峙(たいじ)する捜査二課の市川利枝子は、詐欺犯たちを上回る頭脳をフル回転させながらも、警察官としての強靱(きょうじん)な体躯(たいく)を持つ人物。伊藤歩さんはまさに両方を持ち合わせる方で、タイトなスーツを着こなした凛としたスタイルが抜群にすてきでした。再開発に沸く最新の渋谷を舞台にディーンさんとの頭脳対決も繰り広げられつつ、伊藤さんが研ぎ澄まされた運動神経を惜しみなく発揮するシーンもあり、ぜひ楽しみにしていただければと思います」と話している。
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