歌手で俳優のディーン・フジオカが28日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系月9ドラマ『シャーロック』(10月7日スタート、毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)の制作発表会見に登場し、さまざまな街を“パトロール”していることを明かした。

ディーン・フジオカ

名探偵・シャーロックと医師・ワトソンの名コンビによる古典ミステリーの傑作を、現在の東京を舞台に映像化する同ドラマ。原作上“シャーロック・ホームズ”にあたるディーン演じる誉獅子雄と、“ジョン・ワトソン”にあたる岩田剛典演じる若宮潤一が、バディを組んで数々の難事件を解決していく。

そこで、東京のお気に入りスポットを聞かれたディーンは、レインボーブリッジの下を船でくぐるシーンを思い出しながら、「湾岸エリアは今の段階でも魅力的だけど、これからどんどん変わっていくんだろうなと可能性を思いますし、陸地に上がってパトロールすると、雑多な下町だったり池袋のチャイナタウンも東京の国際化の一面だなと思ったし、(コリアンタウンの)大久保もあるし、浅草で日本の伝統を見れたり、すごく東京ってパトロールのしがいがありますよね」と回答。

すると、捜査依頼する江藤礼二警部役の佐々木蔵之介が「パトロールしてんの!?」と驚いたため、ディーンは「散歩でも散策でもいいんですけど、困った人がいたら助けてあげようくらいの気持ちでやってるほうがいいじゃないですか(笑)」と補足説明した。

それでも、佐々木は「どこにパトロールしてるの?」と気になる様子で、ディーンは「結構いろいろ行ってますよ。行きません? 飯うまいところないかなとか」と具体的な行動を解説。司会の山崎夕貴アナウンサーが「インスタグラムとかで『#○○パトロール』ってハッシュタグで付けたりするから、そのイメージですかね?」と聞くと、ディーンは初耳だったそうで「パクられたぁ。僕、パトロールって言葉使って十年選手ですよ!」と流行に乗っているわけではないことをアピールした。

佐々木によると、ディーンは夜ジョギングしながらもパトロールしているのだそう。ディーンは「警察沙汰にはならないですけど、警察の人が尋問している横を通ったりしてますね。『ここに車停めてると職質されるんだ…』って思って、パトロールしてる人をパトロールしたり(笑)」と、意外な情報を得ていることを話した。

  • ディーン・フジオカ(左)と佐々木蔵之介

そんなパトロールイジりをしてくる佐々木に対し、ディーンは「蔵さんはゆるキャラなんですよね」と反撃。「ちょっと怖そうなんですけど、お話させていただくとめっちゃかわいいんですよ。本当にすごいチャーミングです」と褒め称えると、山崎アナに「思い当たるところはありますか?」と聞かれた佐々木は「記憶にございません!」と、ディーンの出演映画のタイトルで答えて会場を笑わせた。

また、ディーンは『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』『レ・ミゼラブル』、今回の『シャーロック』と、古典原作の現代版に3作目の主演となるが、「この3作同じメイクさんなんですけど、ホットタオルがめちゃくちゃ熱いんですよ。熱すぎて持てないからパス!みたいな感じで」と、熱々タオルを顔に乗せられるそう。佐々木も「分かる」と同意し、ディーンが「調教されて“顔面M”みたいな感じになってきそうじゃない? 岩ちゃん」と振ると、岩田も「そうですね(笑)」と答えていた。

  • (左から)岩田剛典、ディーン・フジオカ、佐々木蔵之介