「牙狼」シリーズ最新作『月虹ノ旅人』舞台挨拶で雷牙、鋼牙、大河が勢ぞろい! 雨宮慶太監督「まさに感無量」

2019年10月4日より全国劇場にて公開されている映画『牙狼<GARO>-月虹ノ旅人-』の公開記念舞台挨拶が5日、東京・新宿バルト9にて催され、雨宮慶太監督や主演の中山麻聖ほか、主要キャストが登壇した。

『牙狼<GARO>』とは、2005年に放送された「"深夜枠"の特撮テレビドラマ」の先がけとなる作品である。人間の邪心に憑りつく魔獣「ホラー」を殲滅する使命を帯びた「魔戒騎士」の暗闘を描いた本作は、キャラクターデザインを兼任する雨宮慶太監督の独特な美意識を備えたビジュアル世界や、個性的な魔戒騎士、魔戒法師たちの織りなす人間模様といった魅力的な要素の数々が好評となり、続編テレビシリーズやスピンオフ作品、劇場版、そしてパチンコCR機、アニメ版といった多方面への展開が行われる人気シリーズになった。

今回の『月虹ノ旅人』は、2014年にテレビ放送された『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』で活躍していた魔戒騎士・冴島雷牙(演:中山麻聖)と、同作品のメインキャストが再結集。記念すべき第1作『牙狼<GARO>』の主役である魔戒騎士・冴島鋼牙(演:小西遼生)の"息子"にあたり、黄金騎士ガロの称号を継承した雷牙の新たなる"戦い"を描くと同時に、時空を越えて雷牙と鋼牙、そして鋼牙の父(雷牙の祖父)冴島大河が奇跡の邂逅を果たすというスペシャルな展開が、長年の『牙狼<GARO>』ファンから大きな話題を集めている。

冴島雷牙を演じる中山麻聖は「冴島雷牙、戻ってまいりました!」とファンに帰還の挨拶を行い、大きな拍手を浴びた。テレビシリーズから5年ぶりの主演作ということについては「(5年の歳月を経て)たくましく見えていたらいいな、と思って撮影させていただきました。まだまだ自分自身の成長については課題がたくさん残っていると思いますが、冴島雷牙としては、共演者のみなさんのお力もあり、どういう風に画面に映っているのか。ぜひファンのみなさんからの感想を聞きたいです」と、本作の出来栄えについて自信を見せると共に、ファンからのリアクションが気になるようすを見せた。

冴島鋼牙を演じる小西遼生は「冴島鋼牙も帰ってまいりました」と、ひさびさとなる鋼牙の"役衣装"白コートでの登壇に興奮するファンの声に応えていた。小西にとって鋼牙役は"卒業"していたという感覚はなく「"魔戒ノ宴"(2016年開催の10周年記念イベント)をやったとき、雨宮監督から『いつ呼ばれるかわからないから準備しとけよ』と言われていました(笑)」と、復活についての心がまえがすでにあったことを明かした。また「僕と雷牙と大河の3人でみなさんの前に立てるというのは何よりの喜び。これが実現できたのは、牙狼というコンテンツをずっと作ってきた人たち、応援してくれた人たちのおかげ。みんなの思いが宿っている作品になりました」と、作り手とファンの思いがひとつになってできた作品だということを強調した。

冴島大河を演じる渡辺裕之は「倅と孫がお世話になりました!」と挨拶して客席に笑いをもたらした後「舞台やライブをやっていると"出待ち"をしてくれている人がいるんです。その人たちはみんな『牙狼<GARO>』のファンで、フィギュアとか本とかグッズをいっぱい持っていて、お1人につき10回くらいサインをしています(笑)。そんなこともあって、時間の流れはあまり感じていないのですが、ひさしぶりに映画へ出演するにあたっては、大河って年を取ってちゃいけない設定ですから少し心配していたんです。でも現場に入ったら、一瞬で当時の自分に戻ることができました」と、2013年の映画『牙狼〈GARO〉 ~蒼哭ノ魔竜~ -GARO SOUKOKU NO MARYU-』以来となる『牙狼<GARO>』シリーズ出演に想いを馳せた。

代々、冴島家に仕えるゴンザを演じる蛍雪次朗は「このオヤジまだ生きてたかと思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、ゴンザはまだまだ生き続けます!」と元気ぶりを示しながら挨拶。3代にわたる冴島ファミリーが結集したこの場の感想を求められた蛍は「壮観ですよね~」としみじみしながら「大河さまに仕えて、生まれたばかりの鋼牙さまをお風呂に入れたりしてね……」と、映像作品では描かれていない「冴島家の日常」をゴンザ視点で語り出し、小西から「ぜんぶ言うんですか?」とツッコミを入れられ、笑顔を見せた。

映画に登場する新キャラクター、仮面の男"白孔(しろく)"を演じる松田悟志は、出演依頼を受けたときの気持ちを「ついに牙狼<GARO>が……この世界が僕を求めてくれたのかと思って感激した」と心から嬉しそうに語り、「これは俳優にとってすごく特別なこと。今まで視聴者として楽しんでいた作品に『出てくれ』って言われる感覚は特別で、すごく嬉しかった」と、牙狼<GARO>シリーズにかねてから強い思いを持っていたことを明かした。「雨宮監督からは最初、『顔の見えない"仮面の男"という役なので出てもらえないかと思いますけど……』と言われましたが、僕は『顔が1秒たりとも映らなくても出させていただきたい!』と返しました。その後も『ほんとに大丈夫?』『大丈夫です!』ってやりとりが繰り返されて……『出るって言ってるじゃないですかっ!!(笑)』」と、雨宮監督から直々に来た出演オファーのようすを明かしていた。

幻想的なビジュアルイメージを創造し、『牙狼<GARO>』シリーズの生みの親として日本のみならず世界規模で熱狂的なファンを持つ雨宮慶太監督は「"白コート"の3人が勢ぞろいしているのを見て"感無量"です。僕がキャストたちと並んで、牙狼を好きでいてくれるお客さんたちと同じ場所にいられるというのが、ものすごく幸せ」と、ガロの称号を受け継ぐ黄金騎士3世代が一同に結集している姿に、心からの喜びを見せた。

大河、鋼牙、雷牙という冴島一族が時空を超えてそろったことについて、渡辺は「実際に、今の僕には3人の孫がいます。第1作『牙狼<GARO>』に出ていたときは、子ども時代の鋼牙を演じた子役の澤畠流星くんとウチの息子が同級生で、よく遊びに来ていたんです。小西くんと流星くんの雰囲気がまたそっくりでね。映画で小西くんと会ったときに、同じ"鋼牙"としてのぬくもりを感じました。なんだか、年に一回親戚じゅうが集まるって感覚で、雨宮監督を中心にしたファミリーのような思いがありました」

撮影の前半は兵庫県・姫路でロケが行われたそうで、中山は「ずっと毎日、撮影が終わるとみなさんで食事に行きました。楽しい日々を過ごし、あっという間でした」と宿泊先での楽しい出来事を語ると、すかさず小西が「僕の携帯の中に、(中山が)福山雅治さんのモノマネをしている動画が入ってるよ」と、夜中に高架下で中山がモノマネのリクエストに応えていたという話をして、中山をあわてさせた。また小西は「麻聖とは共演する前からプライベートで会っていたこともあって、撮影で集まったときも"自然体"でした。あんなアットホームな場所がある?っていうくらい、いい時間を過ごしていました」と、キャスト同士のチームワークが非常によい現場だったと撮影時をふりかえった。

白孔のキャスティングについて雨宮監督は「お芝居のできる人に演じてもらいたかった。まさか松田くんが依頼を受けてくれるとは」と、松田が出演してくれたことに改めて感謝を示していた。さらに雨宮監督は「僕は仮面ライダーナイトのトレーディングカードを持っていますから」と、『仮面ライダー龍騎』(2002年)で松田が演じた仮面ライダーナイト/秋山蓮のファンであることを明かし、松田を喜ばせていた。

フォトセッションに先がけ、ステージに黄金騎士ガロがさっそうと登場し、魔戒剣をふるって勇ましきポーズを決めた。

最後にマイクを握った中山は「先ほど言い忘れていたことがありました。今日、仕事の都合で来られなかった京本政樹さんから"まーちゃん、舞台挨拶がんばって!"と昨日メッセージをいただいたんです。まーちゃん?ってヘンに思う方もいるかもしれませんが、僕の父・三田村邦彦と京本さんが以前共演していまして、スタッフさんたちから"みーちゃん"と呼ばれているのを受けて、京本さんから"みーちゃんの息子だからまーちゃん"と呼ばれています(笑)。ここで僕からもメッセージを贈ります。がんばってますよ京本さーん!」と、映画『必殺!III 裏か表か』で共演経験があり、同じ『必殺仕事人』仲間でもある京本政樹と父・三田村邦彦とのつながりの深さと、自分を気にかけてくれる京本への感謝の気持ちを述べた。

そして「映画『月虹ノ旅人』は冴島雷牙という1人の魔戒騎士が、自分の心の弱さにどう立ち向かっていくのかが、深く描かれた作品です。これまでの牙狼<GARO>シリーズを応援してくださっている方々はもちろん、初めて牙狼<GARO>に触れられる方にも楽しめると思います。この作品を牙狼<GARO>の入り口にしていただき、これからの牙狼<GARO>にも期待していただきたいです。みなさんで牙狼<GARO>を盛り上げていきましょう!」と力強い口調で、客席のファンたちへの感謝を今一度表していた。

雨宮監督は「牙狼<GARO>シリーズが続いているのは、いつも応援してくださるファンのみなさんがいらっしゃるからで、本当に感謝しています。今後につなげるためには、この映画『月虹ノ旅人』を多くの人たちに認知してもらい、観ていただくしかありません。みなさんのお力をどうぞお貸しください」と、シリーズをさらに発展させていくために本作をぜひともヒットさせたいと意欲を燃やし、舞台挨拶を締めくくった。

『牙狼<GARO>―月虹ノ旅人―』は新宿バルト9ほか全国劇場にて大ヒット上映中。

(C)2019「月虹ノ旅人」雨宮慶太/東北新社

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