• 本田翼

――本田さんは坂道グループ好きとして知られており、アイドル好きという一面はこの役に活かされそうだなと思ったのですが、本田さんはアイドルの魅力をどう感じていますか?

アイドルは、夢や活力、元気を与えてくれる存在。必死に頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思えるんです。今回演じるのは今のアイドルではなく20年前くらいのアイドルで、私が好きなアイドルとはちょっと違うんですけど、そこは今も昔も同じなのかなと思っています。

――特に欅坂46さんがお好きだということですが、欅坂46のどんなところに惹かれていますか?

欅坂46さんはダンスに魅力があると思います。キャラは控えめの方が多いのに、あんなにアグレッシブなダンスをする。そのギャップが素敵だなと感じています。

――以前、雑誌『non-no』の企画で欅坂46さんと対談され、「サイレントマジョリティー」の衣装を着られていましたが、すごいお似合いでした。

ありがとうございます。恥ずかしい(笑)。でもあれは本当にうれしかったです。「着ていいんですか!?」って。誰かが着ている衣装を着させてもらったんですよね。私と身長が近い方だと思うんですけど。欅の一員に慣れたみたいで感動しました。

  • 本田翼

――沙希の衣装はどんな感じですか?

ミニスカでフリフリで、頭にも飾りをつけていて。若い子が見たら「いつの時代だよ!」って言いたくなるようなパンチの効いた衣装なんです。

――衣装への抵抗は?

だいぶ抵抗はあります。「恥ずかしい」の一言に尽きるんですけど、けっこうすごい衣装なので逆に振り切れました(笑)。

――歌とダンスも披露されるそうですが、自信はありますか?

まったくないです!

――アイドル役に関して、不安と楽しみはどちらが大きいですか?

お仕事としてアイドルの経験ができるのは貴重なので、そういう意味では楽しみです。

――演じる上で、欅坂46さんなど実際のアイドルを参考にしている点はありますか?

沙希がアイドルに憧れるきっかけのような瞬間があって、それは幼少期にテレビで見たアイドルなんです。沙希と私は同い年なので、自分が小学生のとき見ていたモーニング娘。さんの映像を見ました。加護ちゃん辻ちゃん時代なんですけど、本当にみんな振り切ってやっているなと感じました。自分も子供の頃から自然とアイドルは見ていたので、そういう点では沙希と重なる部分があるなと思っています。

――最後にドラマの魅力を改めてアピールお願いします。

騙し合いのドラマで、見ている人もどっちが騙されている状態かわからなくなるくらいの騙し合いになっていくと思います。味方すらも騙しますし、何が本当かわからなくなる展開にもなります。放送が深夜なので、見ている人を寝かさないドラマにしていきたいと思います!

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■プロフィール
本田翼
1992年6月27日生まれ、東京都出身。趣味はゲーム、漫画、数独。2006年にスカウトされ、モデルデビュー。2012年より映画、ドラマなど活動の場を広げる。以降ドラマ『GTO』(12)、『ショムニ 2013』(13)、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(16)、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(18)、『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(19)、映画『アオハライド』(14)、『鋼の錬金術師』(17)、『空母いぶき』(19)など、女優としても話題作に続々出演。『天気の子』(19)では声優を務めた。また、2018年9月にYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」を開設し、ゲーム実況が話題を集めている。

場面写真=読売テレビ提供