食べるのは大好き、だけど料理は面倒くさい。でもやっぱり、美味しい料理を自分で作ってみたいし、できることなら人に振舞って「美味しい~! 」って褒められたい。とくに本格的な海外の料理なんか最高。でもやっぱり面倒くさいな。そんなことを考えて悶々としていたところ、なんとあのイケメン料理研究家・ベリッシモ・フランチェスコさんがイタリア料理のレシピを教えてくれるイベントが催されるというではないか。これはチャンス! ということで早速取材に行ってきた。

  • ベリッシモさんが調理する手元をモニターで紹介

ヨーロッパの美味な食材を知る

このイベントは、イタリア産の果物・野菜の生産と販売に従事する業界関係者の公的団体として1998年に設立された団体「CSO Italy」主催によるメディア関係者を招いてのワークショップ「ヨーロッパ美食術 イタリア産果物・野菜の傑作」として行われたもの。日本、中国、台湾を中心とするアジアの市場で、ヨーロッパ原産の果物・野菜とその加工品を知ってもらうことを目的として行われているプロジェクトの一環なんだとか。

  • シチリア東部でオレンジが収穫される様子が映像で紹介された

前半は、「CSO Italy」代表・サルヴォ・ラウダーニ氏が登壇して、イタリアの果物について紹介。イタリアは気候や環境条件のおかげでスペインと共にヨーロッパの野菜、果物のリーダー的な生産国になっているという。参加者にはイタリアのジュースメーカー「オランフリーゼル(ORANFRIZER)」のブラッドオレンジジュース等の試飲が用意されており、どのような地域で生産され、どのようにジュースになっていくのか、映像が紹介された。シチリア東部で生産されているというオレンジはとても栄養価が高く、鮮やかな真っ赤な色が形成されるのは、昼夜の温度差が大きいからなんだとか。

  • ブラッドオレンジジュースは味が濃厚でこれぞ太陽の恵みって感じ

飲んでみたら味がめちゃくちゃ濃くて美味しい! これがあの『ゴッドファーザー』で憧れたシチリアの味か~と思わず感激! 嬉しい。ザクロジュースも、ストレートに果汁を絞ったもの。ちょっとえぐみを感じるほど、生の果実そのままの味だ。

イケメン料理研究家の絶品グルメを堪能

イベントの後半には、いよいよベリッシモ・フランチェスコさんが登壇して、家庭でできるイタリア料理のレシピを実演しながら紹介してくれた。まずは「レッドキドニーのパスタ」。ショートパスタと、イタリア産のレッドキドニー(赤いんげん豆)、カットトマトを主に使ったパスタだ。イタリアでは、タンパク質を豆でとることが多いそうで、レッドキドニーの他、ひよこ豆、レンズ豆などもよく食べられているそうだ。明るくユーモアたっぷりにおしゃべりしながら調理していくベリッシモさんの手元がモニターで映し出されると、さすがの手際の良さ。出来上がった「レッドキドニーのパスタ」は、豆の絶妙な食感と味、ショートパスタがとても美味しくて、体にも良さそう。もともと豆料理が大好きな筆者にとっては本気で覚えておきたいレシピであった。「日本のおばあちゃんが作る料理みたいに、じっくり煮込んで翌日などに食べても美味しいですよ」とベリッシモさん。

  • 「レッドキドニーのパスタ」は自分でも作ってみたくなる優しくて深い美味しさ

もう1品、果物とイタリア産ブラッドオレンジジュース、レモンジュースをふんだんに使ったデザート「フルーツのココメラータ」のレシピも紹介。半分に切ったスイカの中身をくり抜いて、桃、メロン、ブルーベリーなどをたっぷり入れて、フルーツと水分が同じ分量になるようにジュースで調整して、完成。果物の自然の甘みがあって、瑞々しくて疲れが癒されるような美味しさだった。

  • 色鮮やかなデザート「フルーツのココメラータ」

国の食文化や食材のルーツを知れば、いつもとはひと味違った料理を作って食べたくなる。美食の国・イタリアにはまだまだ我々のあまり知らない美味しいものや料理がいっぱいありそうだ。大手スーパーや輸入食材のお店に行ったら、イタリア産の食材や加工品に注目してみよう。

  • スイカに入ったデザートを持ってニッコリの料理研究家・ベリッシモ・フランチェスコさん

著者:岡本貴之

1971年新潟県生まれのフリーライター。音楽取材の他、グルメ 取材、様々なカルチャーの体験レポート等、多岐にわたり取材・ 執筆している。好きなRCサクセションのアルバムは『BLUE』。趣味はプロレス・格闘技観戦。著書は『I LIKE YOU 忌野清志郎』(岡本貴之編・河出書房新社)」