吉本興業に所属するお笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が、22日に生放送されたフジテレビ系情報番組『直撃LIVE グッディ!』(毎週月~金13:45~15:50)で、同社・岡本昭彦社長の会見時の答弁にショックをあらわにした。

斎藤司

トレンディエンジェルの斎藤司

吉本の大崎洋会長、岡本昭彦社長について、同事務所所属の松本人志がフジテレビ系『ワイドナショー』で「大崎さんいなくなったら僕は辞めます」、加藤浩次が日本テレビ系『スッキリ』で「大崎さんと岡本さんを怖がっている状況がずっと続いていた」「今の社長、会長の体制が続くんだったら僕は吉本興業を辞める」と発言した。

このことについて感想を求められた斎藤は、「芸人の基本的なスタンスとしてはもちろん、宮迫さん、亮さんの会見を見て、悪いところは悪いと反省した上で自分のスタンスを貫いて見直したというか、思った通りの人たちでよかったと安堵しました」とまずは宮迫博之と田村亮の会見に触れ、「ここまで来ると芸歴によって思うところが全然変わる。正直、松本さんは大崎さんと二人三脚でやられて来た方ですし、そういう意見。加藤さんは少し芸歴が下がってそこまでのアレはない。僕からすると、会長と社長は雲の上のような人で、しゃべることもあまりない。芸人によって細かい意見は変わる」と冷静に客観視。

「吉本の芸人はミニコントやテレビでギャラが安いというのを笑いにしてきて、会社もそれを特に咎めることもなく良い関係といったら変なんですけど、そういうのをずっとやってきた会社」と社風を振り返り、「ちょっとした小さい不満をみたいなものを持っている人がたくさんいるとは思いますが、今回のような“笑えない憤り”があるというのが正直ショックで」と吐露した。

その後、岡本昭彦社長の会見が始まり、中継をスタジオから見守っていた斎藤は、「まずは本当にすみません」と頭を下げ、「僕はこの会社だったんだということに、すごく情けないといったらアレですけど、正直社長とはあまりお話もしたことはないですし、関係性も全くないといっても過言ではないですけど、一企業の代表としてなんでこんなに回りくどいことばかり言って」と失望した様子。

さらに、「“YES”“NO”の札を最初に渡しておくべきだったというぐらい。それぐらい本当に、言葉悪いですけど、長ったらしい」と社長の答弁を冗長だと批判し、「もちろん間違ったこと言えないから、確認をということもあるんでしょうけど。とはいえ、今の僕自身の状況、立場、そういったものが全く感じられてないのかなと」「覚悟がなかったと感じました。本当にみなさんに申し訳ないです」と再び頭を下げて詫びていた。