7月26日公開の映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊 リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』を担当する、田崎竜太監督(田崎監督の崎は立つ崎が正式表記)、上堀内佳寿也監督、両監督のコメント特別映像が22日、公開された。

田崎監督が語るコメント特別映像では、「もうひとつの仮面ライダージオウの最終回」でもあり、「平成仮面ライダーの最終映画」であるという平成を総括するにふさわしい、本作の位置づけが語られる。そして、その後語られる「平成仮面ライダーをやっぱりひとくくりにしたくないという作り手の言葉をジオウが代弁してくれている」という衝撃の言葉。これまでの時代を冠するヒーローとしての「平成仮面ライダー」という括りに疑問を投げかけるこの言葉には、「平成は石ころだらけのでこぼこ道だけどそれが何が悪い」という、「平成仮面ライダー」という言葉では一括りにできないほど強烈に、その瞬間瞬間を一生懸命に生きた仮面ライダーたちを称える本作に込められたメッセージが強く感じられている。

『仮面ライダーアギト』にはじまり、多数の平成仮面ライダー作品の監督をつとめた田崎監督だからこそ伝えられるこのメッセージは、まさに「平成を生きてきた平成仮面ライダーファンへのアンサー」。平成という時代を総括し、令和という新たな時代へとバトンタッチをする本作への期待を大きく膨らませるコメント映像になっている。

リュウソウジャーの「エピソードゼロ」ともいうべき本作への言葉から始まる上堀内監督のコメント特別映像では、「地球を救わなきゃ、ドルイドンと戦わなきゃっていうのとは別のベクトルのことが起きる」という映画ならではの物語が描かれることが強調されている。

そして込められた「テレビじゃ見られない感情表現」という映画への想い。コウ/リュウソウレッドのこれまで見せたことのないような表情と共に語られる監督のこの言葉は、映画でみられるリュウソウジャーの新たな一面を期待させる。また、誰も体験したことがない恐竜時代を描くにあたって「ロケ地選びは一番こだわった部分ではある」という監督。映し出される雄大な映像は本作の壮大なスケール感を改めて強く感じさせる。そしてストーリーについても「実はずっとある意味伏線を張っているようなもの。最後に仕掛けがわかる」という先の読めない展開であることが監督の口から語られた。

劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)2019 テレビ朝日・東映 AG・東映