お笑い芸人のカンニング竹山が、22日に生放送されたTBS系情報番組『ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)で、闇営業を巡る一連の吉本興業の問題について言及した。

カンニング竹山

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お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮は20日、都内で開いた会見で闇営業騒動を謝罪。一方で、吉本興業の岡本昭彦社長から、「全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力がある」など圧力があったことを告発した。

また、吉本主導の会見を求められた際のこととして、亮は「僕がすごく不信に思ったのが、『在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから』と言われました」と告白。「僕らからすると、何が大丈夫かよく分からないですけども、僕たちが言うことの本当の気持ちが伝わるかどうかが不安に」と吐露した。

会見の感想を求められた竹山は、「宮迫さんは個人的にかわいがってもらっていて、数日前から電話で話したりとか」「一貫して『俺が悪い。すべては俺のせいだ』とおっしゃっていた」「僕が情報番組をやっているので、『お前に迷惑を掛ける。悪いな』とおっしゃっていた」と明かしながらも、「社長の会見を見てみないと。僕らは外部の人間、吉本興業じゃないですから。ちゃんとイーブンで考えないと議論できない」と発言を控える姿勢を見せた。

一方で、岡本社長が22日に開く予定の会見については、「どうしてもぜひ聞いてほしい疑問」として、「なぜ静観したんだろうとか。入江くんのイベントのスポンサーの問題」「あとは株の持ち合いの話ですよね。ゆするじゃないけど、ちょっと恫喝しちゃったみたいなこととかもあったりとか。今の段階でいうと、なぜ会社が隠したのか、いろいろこちらは想像できる。クールジャパン機構の問題とか。その辺を明らかにした方がいい。なかなか企業だから難しいところではあると思いますけど」などと意見。

さらに、「日本の芸能界は戦後からいろいろと作りが始まりましたが、時代と共に企業もコンプライアンスの問題がある。学校とか部活だって、昔とは違うわけですよね。昔はこのやり方でもよかったけど、いよいよこういうやり方じゃダメになってきて、芸能事務所もちゃんとした一流企業ですから。だから、その辺をちゃんとやっていかなきゃいけない」と主張した。

その後も、「さっきも言ってこれも話題になってますけど、局との株の問題ですよね。株の持ち合いという問題も、今の時代とずれてるんです。株の持ち合いは、一般企業もやめて売ったりしてるから。その癒着が果たしてどうなのかというのもある。公正取引委員会の問題もあったじゃないですか」と指摘した竹山。「ちょっとその過渡期に。芸能界も構造を変える、変わっていくという時代に来ていると思う。われわれだけが特別じゃないという時代が来たのかもしれない」と芸能界がより良い方向に進んでいくきっかけとして受けとめていた。