お笑い芸人の中山功太が、8日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎週月曜 24:20~)に出演し、過去の"しくじり"を告白した。

  • 中山功太 -テレビ朝日提供

中山は2009年、"ひとり芸"のナンバーワンを決める『R-1ぐらんぷり』で優勝。しかし、それから6年後の月収はわずか22円。現在の状況はさらに悪化しており、週2~3日アルバイトに励み、芸人としての収入は月2万円とのことだ。その上、500万円もの借金まで抱えているという。

中山は転落の理由を、子どもの頃からテレビや劇場に出ている芸人たちを見て、口癖のように「おもんない(面白くない)わ~」と言ってきたからだと分析し、自分のことを天才的に面白い人間だと勘違いした結果、自分が面白くなくなっていたと振り返った。

そして、かつて自分が「コイツ面白くないな」と思っていた芸人を明かした中山。キングコングなどといったアイドルまがいのライブをしていた「歌って踊る芸人」のほか、「ネタも作ってないのに売れている芸人」「局員にこびる芸人」などを挙げた。

ディスりが留まるところ知らない中山に対して、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が「時代的にダメ」とツッコむと、「コンプラなんて今日、俺が壊しますよ」と応じていた。

そんな中山だったが、現在は心を入れ替え、「大助花子ファミリーのメンバーとして、母親と親子漫才をして、歌って踊り、最後に風船を配っている」という。「とがっていた昔の自分なら、やらなかった仕事かもしれない」と言うが、「こういったお笑いの形もあると感じた」と心境の変化を打ち明けた。

最後には「面白くない」ばかり言っている人に対して、「否定するより行動しよう!」という言葉をおくっていた。