俳優の内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長』の新作スペシャルが7日・14日(21:00~)に放送される。

  • 左から内藤剛志、壇蜜 -テレビ朝日提供

内藤演じるヒラから成り上がった叩き上げの捜査一課長・大岩純一と個性豊かな捜査員たちが活躍する同シリーズ。今回放送される2本のスペシャルは、それぞれ異なる事件を追う独立した作品であるものの、実は深層の部分でリンクしているという仕掛けが用意されている。

7日に放送される『新作スペシャルI』は、「爆弾が仕掛けられた屋形船が隅田川を高速移動している」という知らせが、大岩率いる警視庁捜査一課に舞い込むところから始まる。社長の鮎原和文(六平直政)と秘書の池本奈月(谷村美月)が乗船していたが、鮎原社長には「秘密の金庫の鍵を渡さないと船を爆発する」という脅迫電話が掛かってきたという。

その後、捜査一課と別で船の追尾を行っていた隅田川警察署の刑事・運野和菓子(壇蜜)の機転により、なんとかことなきを得ることに成功。ところが、船のデッキにいたはずの鮎原社長が突然姿を消し、翌朝、なぜか隅田川から遠く離れた奥多摩の河原で、遺体となって発見されることに…。

この謎めいた事件を追う刑事としてらつ腕を振るうのが、シリーズ初登場となる壇蜜が演じる運野だ。自他ともに認める「運の良さ」を持つ彼女だが、実は運を手繰り寄せる緻密な捜査により「50%の確率を51%にする」と評される努力の人。大岩からの信頼も厚く、彼の右腕として真相究明に奔走することになる。

そんな女性刑事・運野が鋭い洞察力で容疑者をあぶりだして追い詰めていく様は、作中における見どころの1つと言える。また、緊急事態の際に「責任は私がすべて取る」と言って捜査員を安心させるなど、シリーズを通して幾度となく披露されてきた大岩の“理想の上司”ぶりは、今回も健在だ。