オリジナルTVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』の先行上映会が4月6日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催された。上映後には舞台あいさつも行われ、マーリヤ・ノエル役の市ノ瀬加那、フリー・アンダーバー役の前野智昭、ヴェロニカ・ソーン役の福原綾香、ウルフラン・ロウ役の細谷佳正が登壇した。

  • 『Fairy gone フェアリーゴーン』先行上映会

TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』は、妖精を分身として出現させ、兵器として自在に操る『妖精兵』の姿を描くファンタジー作品。妖精が憑依した動物の臓器を摘出し人間に移植することで、様々な力を持つ妖精を使役することができる世界観が特徴となっている。主人公・マーリヤが、フリーと出会い、妖精に関連する事件を捜査・鎮圧する違法妖精取締機関「ドロテア」に配属されたことから様々な物語が展開していく

舞台あいさつでは、まず市ノ瀬が本作の魅力を紹介。「個性的な登場人物が数多く登場し、本編に流れる音楽も素晴らしい」と絶賛。続けて前野は「海外ドラマを観ているような重厚な雰囲気があって、アクションシーンも見どころ」と述べた。

それぞれが演じるキャラクターについては、市ノ瀬は「マーリヤは根本的には明るい性格の女の子。でも、戦闘シーンでは年齢よりも大人っぽさを出すように意識している」と日常シーンとの演じ分けについて語る。前野は「フリーは任務には忠実なキャラクター。だけど人間味があり、男性から見てもかっこいい」と評価した。

そして、ヴェロニカについて福原は「ヴェロニカはマーリヤと仲良し。そして、村を滅ぼした人物に復讐をするため暗殺者に。暗殺者なので怒りなどの感情を表さないようにしています。その塩梅が難しい」と苦悩を語った。ウルフラン役の細谷は「ウルフランは自分の愛する家族を失い、そこからテロリストに変貌します。それ以外はまだ何も言えません」とネタバレに配慮しながら解説していった。

そして最後に市ノ瀬が、「『フェアリーゴーン』は、人間ドラマの強い作品なので、キャラクター一人ひとりの物語に注目してください。ていねいに作られている作品なので、何度観ても楽しめます」と改めて作品の魅力について語り、先行上映会と舞台あいさつは幕を下ろした。