国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のアワードセレモニーおよびレッドカーペットイベントが16日、東京・明治神宮会館で開催された。

  • 左から別所哲也、井上博貴監督、今市隆二、小林直己、三池崇史、EXILE AKIRA、佐野玲於、洞内広樹監督、EXILE HIRO

同イベントは、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭で、今年で21回目の開催となる。世界130の国と地域から応募されたおよそ1万本の作品から選りすぐりの約200作品を、東京5会場と初となるオンライン会場にて上映する。

アワードセレモニーには、SSFF & ASIA と LDH による詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクト『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』の参加メンバーが登場。三池崇史監督『Beautiful』にEXILE AKIRA、井上博貴監督『魔女に焦がれて』に佐藤大樹、松永大司監督『On The Way』に今市隆二、洞内広樹監督『Ghosting』に佐野玲於、行定勲監督『海風』に小林直己が出演する。

三池監督は6日に台湾の女優リン・チーリンとの結婚を発表したAKIRAに「結婚おめでとうございます。そういう前向きな映画です」とニヤリ。AKIRAは「監督もお祝いの言葉を言ってくださったんですけど、人生の一つの節目を迎える前に監督が、俳優として一歩、背中を押してくださった」と感謝した。

「髪を切りました」と笑顔を見せた今市は、「演技が初めてだったので、右も左もわからない状況での撮影だったんですけど、撮影に入る前に松永監督と数回プライベートで食事をさせていただいて、プライベートのことから仕事のことまでいろんなことを話して、良い信頼関係で撮影に臨めました」と振り返る。「普段はアーティストをやってるので、今回経験したものをアーティスト活動に還元できれば」と心境を表した。

事故死した青年役を演じた佐野は、「死んだことないので、どうやって演じたらいいのかなというのはすごく難しかったんですけど、思いは時を超えるというところで、すごく素敵に仕上げてくださったので、今回参加できてすごく嬉しい気持ちです」と作品について述べる。また愛を知らないヤクザを演じた小林は「幸せだったり、生きるということはどういうことなのか、改めて考えるきっかけをたくさんいただいた」と明かし、「自分たちが生きている隣にあるような人生の一瞬を描いている作品だったので、具体的にみなさんにとっての幸せはどうなのかをきいてみたい」と語った。