女優の芳根京子が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『TWO WEEKS』(7月スタート、毎週火曜21:00~)に出演することが28日、明らかになった。

『TWO WEEKS』に出演する芳根京子=カンテレ提供

同作は、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦春馬)が、突然存在が明らかになった白血病の娘・はなを救うために逃亡する2週間のタイムリミットサスペンス。芳根は、正義感にあふれた新米検事・月島楓を演じる。

楓は、8年前の殺人未遂事件がきっかけで父親を亡くし、家庭を壊された経験があり、検事となった現在も仕事をこなしながら、事件の黒幕に復讐(ふくしゅう)するため、独自に捜査を進めているという役柄。ある日、楓のスパイとして黒幕に迫った協力者が変わり果てた姿で発見されてしまい、遺体発見現場で結城と居合わせる。さらに、その結城が逃亡したとの知らせを聞いた楓は、事件の担当検事に名乗り出るが…。

芳根は、脚本を読んで「登場人物の意外な関係や、裏の顔が次々と明らかになっていくので、どんどん先が気になる物語だなと思いました。『結城が娘を救うために逃亡する』という話を軸に、それぞれがどういう行動を起こすのか、私自身も楽しみです」と期待。

検事役は初挑戦で、「楓は私より年上の25歳ですが、監督からは『大人びた演技でなく等身大でやってください』とおっしゃっていただきました。楓にとって受け入れられなかったり、信じられないことがたくさん起きる中で、感じたままの感情を出していこうと思います。検事というお仕事の責任を感じながらも背伸びし過ぎず、『正義って何だろう?』と自分の中で問いながら演じていきたいと思います」と意気込む。

三浦とは、デビュー作『ラスト・シンデレラ』以来の共演だが、「その時はまだ何も分からない中での撮影で『いるだけ』という感じだったので、自分の中でステップアップした感覚にもなりますし、初心に戻れると思いました」とのこと。「気になる物語の先を、毎週一緒に追ってもらえたらうれしいなと思います。ぜひご覧ください」と呼びかけた。

カンテレの岡光寛子プロデューサーは「先日、初めて写真撮影をしたときに見せた楓の表情は、まさに芳根さんの新たな一面! 今からクランクイン、そして作品の完成が待ち遠しいです」と期待を語っている。