女優の芳根京子が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『海月姫』が、16日午前4時に神奈川・新江ノ島水族館でクランクアップを迎えた。最終回は19日(21:00~)に放送される。

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    『海月姫』主演の芳根京子=フジテレビ提供

最後の撮影は、15日夜から16日明け方にかけて実施。月海(芳根)、女装美男子・蔵之介(瀬戸康史)、その弟・修(工藤阿須加)、オタク女子軍団・尼~ず(木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子)全員、運転手・花森(要潤)、稲荷(泉里香)、佐々木(安井順平)、さらに、物語後半を大いに盛り上げたカイ(賀来賢人)、ファヨン(伊藤ゆみ)が勢ぞろいして、ラストシーンに挑んだ。

芳根は、共演者がクランクアップするたびにうるうるで、尼~ずが花束を受け取る場面になると、「嫌だ!まだ終わらないで!」と涙。尼~ずらもこらえきれず、目頭を熱くしながらひとりひとりとハグを交わした。

こうして皆を見送った芳根は、工藤と"オールアップ"。疲れた様子を見せることなく座長としての役目を果たしたが、石川淳一監督から花束を受け取った瞬間、涙があふれ出てきた。工藤から「泣きすぎ!」といじられ、スタッフから笑いが起きたが、感動の瞬間となった。

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クランクアップを迎えた芳根は「本当にお疲れ様でした…。もう、本当に楽しくて楽しくて、眠くても、疲れていても、つらいことがあっても、現場に行きたい!と思っていて。本当に私の心の支えでした」とあいさつ。「9話の撮影から(共演者の)皆と離れることが多くなって、それだけでもすごくさみしかったので、明日からどうなっちゃうんだろうな、って思います」と本音を漏らしながら、「3カ月を思い出だけで終わらせないで、ちゃんとステップアップして、明日からは、がに股歩きをやめて、猫背の矯正をちゃんとして、前に進んでいきたいと思います」と気を引き締めた。

瀬戸は「本当に朝からエネルギーを使うシーンが多かったのですが、スタッフの皆さんがいつも楽しく僕らを迎えてくださるので、そのテンションに助けられました」と感謝。そして「月海!本当に月海の笑顔に救われていました。そして修!最高の弟でした。本当にみんなの力で1つ1つのシーンができ上がっていると思います」と胸を張った。

そして工藤は「何より、座長の芳根ちゃん。本当に太陽みたいな存在で、芳根ちゃんがいたからこうして皆が楽しくいられたし、乗り切ってこられたのだと思います。こんな幸せな現場を作ってくれてありがとうございます」といい、「今は何よりさみしいです。こうして楽しい現場に出会えることが、この先もっとあればいいのですが…あんまりしんみりするのは好きではないので、ここは笑顔で感謝の気持ちを言いたいと思います。僕は修が大好きです!ありがとうございました!」とメッセージを寄せた。

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    クランクアップを迎えた『海月姫』のキャストたち=同

その他のキャストのクランクアップのあいさつは以下の通り。

木南晴夏(ジジ様)「私も撮影が進むにつれて、どんどん"尼~ず"に対する愛情が湧き出てきて、最後の方は一視聴者として毎回号泣してしまうくらい放送を楽しみに見ていて、自分の出ているドラマを『本当に良いドラマなんだよ』と周りに勧めることができました。皆すごく仲が良くて和気あいあいとした現場で、本当に『海月姫』というドラマを作るにあたって、すごく良いチームだなと思います」

松井玲奈(ばんばさん)「石川監督に途中で『まややとばんばさんは親友だから』って言ってもらってから"尼~ず"として、『海月姫』として、こういう方向に行けば良いんだ、というのがすごく分かった気がして、元々楽しかったのですが、さらに楽しくなりました。私も本当に、撮影から離れて終わってしまうのがさみしく感じています」

内田理央(まやや)「最初、まやや役をいただいた時は大丈夫かな、と不安もあったのですが、身体はついてくるもので(笑)、声も徐々に慣れてきたり、テンションも慣れてきたり。後は何より、皆さんといる時間が、こんなにも楽しい現場はあるのか!っていうくらいに、家族みたいな感じのキャストの皆さんだったので、とにかく、とにかく楽しく終われました。こんなに終わるのがさみしいと思うことはこの先あるのかな、と思うくらい、今さみしいです。ありがとうございました」

富山えり子(千絵子)「本当に最高の3カ月間でした。この最高の海月姫チームで"尼~ず"の一員として、千絵子としていられた、この3が月を心の支えにこれから生きていきます。本当にありがとうございました」                         

要潤(花森よしお)「たまにしか(現場に)来なかったのですが、オイシイ役回りで、オイシイとこ取りでありがとうございました。いつ来ても現場は楽しい雰囲気で、花森という役はずっといつまでも演じられる役で、勉強になりました。ありがとうございました」