東武鉄道は22日、栃木県県民の日(6月15日)に合わせ、栃木県・宇都宮市・壬生町・栃木市の後援を受けて、東武宇都宮線に誰でも無料で乗車できる「東武宇都宮線フリー乗車DAY」を今年も実施すると発表した。

  • 昨年の「東武宇都宮線フリー乗車DAY」の様子

「東武宇都宮線フリー乗車DAY」は、東武宇都宮線の認知度向上と沿線地域の活性化を目的に実施。昨年はフリー乗車券約2万5,000枚を配布し、東武宇都宮線の1日平均乗降人員の約2倍の乗客が東武宇都宮線を利用したほか、沿線各市町でもにぎわったという。イベント終了直後から地域の住民よる沿線活性化の機運が醸成され、沿線活性化に向けた取組みも開始された。

今年は「本物の出会い栃木」アフターデスティネーションキャンペーンにおけるイベントの一環としても実施され、沿線自治体や商店、施設等との連携も行われる。イベント当日はフリー乗車券を提示した人を対象に、沿線の施設入館料の割引や商品サービスをはじめ、さまざまな特典を用意している。

あわせて「東武宇都宮線フリー乗車記念スタンプラリー」を実施するほか、東武グループの東武宇都宮百貨店や宇都宮東武ホテルグランデでは、イベントの開催や鉄道グッズの販売も実施。沿線各地でさまざまなイベントを実施し、6月8・9日には東京スカイツリータウンにおいて、宇都宮名物のPRなども行われる。

なお、今年配布するフリー乗車券は栃木県にちなんだイチゴ形の特別乗車券を作成し、東武宇都宮線をより身近に感じられるように、沿線の小学校24校の小学生(約8,000名)へ、事前にフリー乗車券を配布する。

  • フリー乗車券(イメージ)

フリー乗車券は6月15日の始発から終電まで、栃木~東武宇都宮間の普通運賃が無料となる。同区間の各駅改札前で配布される。