俳優の田中圭が、ムロツヨシ&古田新太がW主演を務める7月クールのテレビ東京系ドラマ24『Iターン』(7月スタート 毎週金曜24:12〜)に出演することが21日、明らかになった。

  • 田中圭

同作は小説家・福澤徹三の同名小説を実写映画化。広告代理店に勤める営業マン・狛江(ムロ)が、左遷で地方の小さな支社に異動を命じられ、ヤクザが行き交う“修羅の街”に単身赴任することに。対立する二大ヤクザに睨まれ、毎話究極の選択を迫られる。映画監督・内田英治が全話の脚本・監督を務める。

田中が演じるのは、狛江(ムロ)を利用し、岩切(古田)率いる岩切組をつぶそうと企む「竜崎組」の組長・竜崎剣司。冷徹で計算高い頭脳派ヤクザで、昔気質の岩切とは全く違う新しいやり方でのし上がり、バチバチと火花を散らす。さらにトラブル続きの狛江をアメとムチを使い分け、言葉巧みに利用していく。

また、岩切組の組員キャストも公開。狛江の教育係的存在・桜井勇一役に毎熊克哉、強面だが人情に厚い西尾誠次役に塚原大助、感激屋で感情がすぐ表に出る牛窪克弥役に菊池均也、 極端に口数が少ないが絶品のまかないを作る伊丹義三役に森羅万象が決定した。

田中圭 コメント

僕が演じる竜崎は、わかりやすい言葉で言うとインテリヤクザ。こういう役は久々だったのと、ムロツヨシさんや古田新太さん、他にも知っている人がいたので、楽しそうだなと思いました。 ムロさんとは、実は現場でお会いしたことがなかったので、お会いできてすごく嬉しかったです。“ムロ節”を生で体感できておもしろかったのですが、ムロさん得意のアドリブをもう少し堪能したかったなと思います。作品自体はコメディ要素がすごく強い作品なんですけど、僕とムロさんのシーンは毎回僕が脅しているので(笑)。新太さんは、こういう役を相当数やられているので、そんな新太さんに同じヤクザ役としてなんとか対峙できるように、気持ちの面では負けないよう意気込みを持って現場に臨みました。

主人公が、周りの人たちに強く言えずにどんどん巻き込まれていってしまう様子を、イライラするのか、おもしろおかしくみてくれるのか、それは皆さん次第ですが(笑)。そんな主人公をムロさんがきっとすごく愛せるようなキャラクターにしているので、みなさんで愛していただければなと思います。

ムロツヨシ コメント

田中圭くんと初めてお芝居したのですが、やっとだなという感覚があり、嬉しかったです。僕は“嫉妬”を誉め言葉として使うんですけど、彼は、嫉妬するくらいのお芝居の感覚を持っていると思います。間だったり、面構えだったり……。今回は、そんな彼にガンガンすごまれて“やられる”という役なので、この関係性ならではの「会話」というものを成立させたいし、それをしてくれる役者さんだということは間違いないです。

古田新太 コメント

圭ちゃんとはピストルの撃ち合いをして二人でぶっ飛ぶというシーンがありました。今まで共演してもそんなに絡むことがなかったので、同じ画角でピストルの撃ち合いをしたのが楽しかったです。