TBSの安住紳一郎アナウンサーが、「第27回橋田賞」で橋田賞を受賞し10日、都内ホテルで行われた授賞式に出席した。
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安住紳一郎アナ
脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団が主催し、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる同賞。安住アナは、『ぴったんこカン・カン』などのバラエティから『新・情報7daysニュースキャスター』などの報道番組まで幅広く活躍していることに対して表彰された。
登壇すると、会場に駆けつけた女優の泉ピン子から「安住!」と声がかかり、「あ、ありがとうございます。泉ピン子さんが入られているんですね」と感謝。そして、「なぜ私が橋田賞をという気持ちだと思いますが、この目録の中に現金が入っているようですね。しっかりした重さがありまして、これを握った瞬間に誰にも渡さないという気持ちになりました。橋田賞、確かに私いただきました」と軽妙なトークで笑いを誘った。
そして、3月下旬に会社のデスクに「5月10日橋田賞おめでとう」と書かれたメモが貼ってあったことを明かし、「まさかこんなことになっているとは露ほど思わず、『そうか、橋田賞の授賞式の司会が、斎藤(哲也)さんがそろそろ長いから今年から俺に変わるんだな』と思って、ほどほどに喜んでいました。なんとなんと私が賞をいただくことになりました」と最初は司会交代だと思ったと告白。「情報番組、バラエティー番組を担当しているアナウンサー、局の人間に対して、日を当ててくださいました。心から感謝しております」と喜んだ。
さらに、「明日の新聞には現在の日本の代表するようなキラ星のごとく輝いている俳優の皆さんの集合写真の中に私の顔も入ることかと思います。それを見た全国のアナウンサー、リポーター諸君が俺たちにも日の当たる日が来ると、きっと明日からの番組の力の1つになると信じております」と熱く語り、「私たちは放送におきましてはあくまでも脇役でありますが、脇役ならではの楽しさを感じて日々やっております。これからも皆様の活動を力の限り、後方支援していく所存です」と誓った。
橋田氏は「安住さんはえらい! よそへ行かない。良いも悪いも別にして、TBSの顔です」と称賛。「『ぴったんこカン・カン』は食べてばっかりで面白くない」とダメ出しもしつつ、「いつかもらっていただけるものなら、橋田賞をもらっていただきたいと思っておりました」と思いを伝えた。
今回、橋田賞は、安住アナのほか、山田洋次監督、松坂慶子、内藤剛志、大泉洋、宮崎あおい、岡田将生、菅田将暉が受賞。橋田賞大賞は該当者なし。橋田賞新人賞は、永野芽郁が選出された。
