俳優の大泉洋と女優の宮崎あおいが、「第27回橋田賞」で橋田賞を受賞し10日、都内ホテルで行われた授賞式に出席。共演したドラマ『あにいもうと』(TBS)を振り返った。
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大泉洋と宮崎あおい
脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団が主催し、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる同賞。大泉と宮崎は、兄と妹を演じた『あにいもうと』(TBS)での演技が評価され、そろって受賞した。また、同ドラマの脚本を手掛けた山田洋次監督も受賞した。
大泉は「ものすごく短い期間での撮影だったんですけど数々の思い出がありまして、ある日プロデューサーの石井ふく子先生と宮崎さんに呼び出され、ひょっとして宮崎さんがどうしても俺とはできないって断ってくるんじゃないかとドキドキしていたら、ご懐妊だと教えていただきまして、『まだどこにも発表できないんですけど、大泉さんには知っておいてもらいたい』と…」とエピソードを披露。「激しいドラマだったので、大ゲンカするシーンがあって、本気で戦うと危ないからということで」と振り返った。
宮崎は、大泉のトークに笑顔を見せ、「今まで演じたことのない、新しい挑戦をさせていただいた役だったので、とても思い入れもある作品で素晴らしい賞をいただいてすごくうれしく思います」と喜びのコメント。「役者としてこれから自分が何ができるのかわかりませんが、コツコツと丁寧に、一つ一つ積み重ねていけたらいいなと改めて思っております。橋田先生に今日お会いできたことが一番うれしいです」と語り、橋田氏からも「ファンです!」と言葉をかけられた。
今回、橋田賞は、大泉、宮崎、山田監督のほか、松坂慶子、内藤剛志、岡田将生、菅田将暉、安住紳一郎アナが受賞。橋田賞大賞は該当者なし。橋田賞新人賞は、永野芽郁が選出された。なお、岡田は授賞式には欠席した。
