2018年度(18年4月2日~19年3月31日)の在京キー局平均世帯視聴率がまとまり、日本テレビが引き続き、ゴールデン(19~22時)・プライム(19~23時)・全日(6~24時)の3冠を達成した。

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    期間は、2018年4月2日~19年3月31日。数字はビデオリサーチ調べ・関東地区。単位は%。カッコ内は前年同期との比較値

日テレは、日曜日を中心にレギュラーバラエティが好調だが、ゴールデン・プライムでそれぞれ前年同期比0.5ポイントダウン。全日は0.3ポイントダウンし、0.3ポイント上昇したテレビ朝日と0.1ポイント差に詰め寄られた。月間平均視聴率ではテレ朝が上回る月も出てきており、日テレは朝の情報番組『ZIP!』の全コーナーを改革するなど、平日の帯番組を中心に改善を図っている。

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日本テレビ(左)とテレビ朝日

テレ朝は、ゴールデン・プライムでそれぞれ0.6ポイントの大幅上昇。連続ドラマの安定した人気や、昨年4月に投入した月曜19時台の『帰れマンデー見っけ隊!!』、単発枠に戻した日曜21~22時台の好調などが貢献した。朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』は、年度視聴率9.3%で3年連続同時間帯民放トップとなり、前年より1.0ポイント上昇と勢いを増している。

TBSは、ゴールデン・プライムでそれぞれ0.1ポイント上昇したが、全日で0.1ポイント下降。テレビ東京は、ゴールデン・プライムでそれぞれ0.3ポイントダウンとなった。

長年下降が続いてきたフジテレビは、バラエティやドラマでコンスタントに2ケタに乗せる番組が出てきており、ゴールデンで0.3ポイント、プライムで0.2ポイントの上昇。特に直近の1月クール(1~3月)は、ゴールデン8.7%(前年比+1.1)、プライム8.4%(同+1.0)、全日5.8%(同+0.2)と大きく数字を上げている。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。