東京急行電鉄は26日、目黒線の新型車両3020系を2019年秋に導入すると発表した。6両編成を3編成導入した後、2022年度上期から同社が保有する目黒線の他の車両と同様、8両編成へ順次変更される予定となっている。

  • 東急目黒線の新型車両3020系の外観イメージ

目黒線の新型車両3020系は、外観・車内ともに2018年から導入されている田園都市線2020系、大井町線6020系と共通するデザインに。車体前面下部から側面上部にかけて目黒線の路線カラーを配している。

車内は快適性向上のため、空気清浄機を設置し、背もたれの高いハイバック仕様の座席を採用。全車両にフリースペースを設けてバリアフリー対応を強化し、編成全体の定員も増やすという。ドア上に配置するデジタルサイネージで多言語案内や情報サービス(ニュース・天気予報など)の充実も図り、騒音・使用電力の低減にも取り組む。

  • 新型車両3020系のインテリアイメージ

なお、東急電鉄は目黒線の混雑緩和と利便性向上を目的に、同社が保有する目黒線の車両(全26編成)を6両編成から8両編成に順次変更し、輸送力の増強を図ると発表している。新型車両3020系においても、2022年度上期から8両編成化を順次進め、2022年度下期(予定)の東急新横浜線開業までに完了する予定とのこと。