東京急行電鉄は東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、こどもの国線の5路線で3月16日にダイヤ改正を実施する。おもに速達性の向上によるオフピーク通勤・通学の推進や夕方・夜時間帯の増発により、混雑緩和を図るという。

  • 東急電鉄が田園都市線など5路線で3月16日にダイヤ改正を実施

平日夕夜時間帯は、田園都市線で渋谷駅を17~19時台に発車する下り各駅停車を3本増発し、大井町線でも19~23時台の田園都市線直通急行(長津田行)を8本から10本へ増発する。目黒線では東京メトロ南北線・都営三田線からの直通列車を上り・下りともに増発し、帰宅ラッシュ時の混雑緩和と利便性向上を図る。

朝ラッシュ時の混雑緩和策としては、田園都市線で朝ラッシュピーク直前1本・直後2本の準急を急行に変更し、速達性を高めることでラッシュピーク時前後へのオフピーク通勤・通学を推進。目黒線では「急行待ち合わせのない各駅停車」がとくに混雑率が高くなる傾向にあるため、ピーク時間帯はこれをなくし、急行と各駅停車を交互に運転するパターンに統一して混雑の平準化を図る。東横線も各駅停車の運転間隔が開かないように、一部列車の発着時刻を変更する。

その他、東横線で平日・土休日の一部時間帯増発と土休日の一部東武東上線直通列車の行先延長、こどもの国線で田園都市線のダイヤ改正にともなう一部列車の発着時刻変更などを実施する。