タレントのりゅうちぇるがこのほど、都内で開催された「かんぽ Eat & Smile プロジェクト『漢方(かんぽう)ダイニング』オープニングイベント」登壇後に、マイナビニュースのインタビューに応じた。

その独特な発想や行動で世の中の注目を集め続けているが、昨年は妻ぺことの間で第1子を授かり、イクメンを表彰する「イクメン オブ ザイヤー2018」で表彰されるなど、頑張るパパとしての一面も話題に。日々の生活が「子供が中心になりました」と語る彼に、子育てから生き方まで、さまざまなテーマでインタビューを敢行。りゅうちぇる流のライフスタイルは現代人にとって学びが多そうだった。

  • りゅうちぇる

    子育てや生き方について語るりゅうちぇる

■立ち合い出産したことで子供が「よりかわいく大切に」

――リンクくんが生まれて半年、父親の自覚みたいなものは芽生えましたか?

めちゃくちゃ変わりました! 立ち合い出産をしたこともすごく大きかったと思っています。男の人は自分の体に子供を身ごもれないから、ぺこりんのお腹の中に息子がいるってことがうまく想像できなかったんです。でも立ち合い出産で、ぺこりんと子供が頑張っているのをひしひしと感じて、妊娠・出産は奇跡だなと思ったので、よりかわいく大切に感じるように。仕事を頑張ろうという気持ちも増して、なんでも子供を軸に考えるように変わりました。

――たとえば家を出る時、ドアを開ける時、子どもが生まれる前と今では気合いも違いそうですね!

ドア開ける時!(笑)。でも確かに、メイクしている時とか「よし頑張ろう!」ってなりますね。どうしても超朝早いとかあるじゃないですか。今日はちょっと高い声出な~いみたいな。そういう時でも、「よし! 高い声出そう! 頑張ろう!」と思います。

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■親になっても変わらない「彼氏彼女の感覚」

――世の中では結婚すると奥さんがママに変わって、かつての恋人感覚はなくなると言いますが、そういう変化はありますか?

ぺこりんがママという感覚が正直なくて、まず、“ママ”と“パパ”と呼び合っていないんです。付き合っている時と一緒で、僕は“ぺこりん”、プライベートでは“てこ”って呼んでいて、向こうはどっちも“りゅうちぇる”って。お互い、いつまでも彼氏彼女という感覚がありますね。だからもし、ぺこりんがいまいなくなったら、彼女も奥さんも女友だちもお姉ちゃんも妹も、全員いなくなった気分になるくらい、すべての存在なんです。

――そうしよう、と決めていたわけではなくて自然と?

そうですね。子供が生まれたからこうしようみたいな感じにはならず、自然な感じで。髪の色も服装も変えないのと一緒で、子供が生まれても関係性は変わらず、何も変わらなかったです。

――反対に、あえて決めた新ルールはありますか?

お金の管理は僕がする。息子用の口座、通帳を作ろうみたいな(笑)。子供が立派な大人になるように育てるとなった時に、お金のことしかまず思い浮かばなくて(笑)。どの大学に行くって言い出すかわからないし。あとの役割分担は、料理もできる人がやればいいし、掃除もめちゃくちゃアバウトだし、もともと決めすぎるとストレスになっちゃう2人なのでそこまでの決めごとはないです。

――デリバリーでピザをたくさん頼んでいる映像を観たことがありますが、食生活は改めたそうですね?

やってましたねえ(苦笑)。ああいうことは改めました。ぺこりんがおっぱいをあげているので、ぺこりんが食べているものも気にするようになったし。でも野菜を多めにするくらいで、好きなものは別に変わってないので、そんなにめちゃくちゃ気にしているわけでもないです。