文部科学省は2月26日、2018年度の学校給食実施状況調査の結果を発表した。調査時期は2018年5月1日現在、調査対象は学校給食を実施している国公私立の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校(前期課程)、特別支援学校及び夜間課程を置く高等学校(夜間定時制高等学校)。

学校給食費は微増

  • 学校給食費平均月額(出典:文部科学省Webサイト)

国公私立学校における学校給食の実施率を調べたところ、全国での実施率は95.2%(3万92校)となり、2016年の前回調査(95.0%)と比べて0.2ポイント上昇した。

校種別の実施率をみると、小学校は99.1%(1万9,453校)、中学校は89.9%(9,122校)、義務教育学校は100%(82校)、中等教育学校(前期課程)は63.5%(33校)、特別支援学校は89.9%(1,018校)、夜間定時制高校は68.0%(384校)となった。前回調査と比べて、中学校、中等教育学校(前期課程)及び特別支援学校で増加した。

完全給食(主食、おかず及びミルクからなる給食)の実施率は前回比0.9ポイント増の93.5%。完全給食を実施している学校での米飯給食の実施率は同横ばいの100%、週当たりの平均実施回数は同0.1ポイント増の3.5回となった。

公立の小学校及び中学校で保護者が負担する学校給食の平均月額をみると、小学校は同20円増の約4,343円、中学校は同12円増の約4,941円と、全体的に微増した。

公立の学校給食調理員数は4万5,476人で、うち非常勤職員の割合は44.6%を占めている。