子どもがよろこぶ学校給食のメニュー

パルシステム生活協同組合連合会はこのほど、小学生の子どもを持つ30歳~49歳の母親を対象に行った「学校給食に関する調査2013」の結果を発表した。調査は9月20日~26日の7日間に実施し、1,000件の有効サンプルを得た。

子どもが好きな給食メニュー1位は「カレー」

まず最初に、子どもが喜ぶ給食メニューを聞いたところ、1位は「カレーライス」(75.1%)、2位は「鶏のから揚げ」(69.0%)、3位は「ハンバーグ」(62.0%)となった。

エリアによって好みが分かれるメニューもみられ、「冷凍みかん」は中国・四国地方(61.1%)、「揚げパン」は関東地方(60.9%)、「ソフト麺」は東海地方(47.5%)や北陸・甲信越地方(37.0%)がそれぞれ他のエリアより高くなっている。

次に、自分がもう一度食べたいと思う給食メニューを聞いたところ、1位は「揚げパン」(23.0%)、次いで、「ソフト麺」(15.2%)、「カレーライス」(9.1%)、「くじら料理」(8.9%)が続いた。「くじら料理」は、近畿地方(19.9%)と中国・四国地方(20.8%)では、それぞれのエリアの1位となっている。

もう一度食べたいと思う給食メニュー

好き嫌いは「少しずつ食べられるように」が主流

続いて、好き嫌いで給食を残す生徒に対し、どのような指導が行われているか聞いたところ、「少しずつでも食べられるように促す」が52.8%と最も多かった。続いて「残さず食べるように促す」(21.1%)、「無理に食べさせない」(14.6%)という順になっている。

一方、母親自身が子どもの頃に受けていた指導について聞くと、「残さず食べるように促す」が72.7%で最も多かった。現在の子どもが小学校で受けている指導で最も多かった「少しずつでも食べられるように促す」は11.1%にとどまっている。

給食の食べ残しに対する指導

母親の9割が「給食費滞納を許すべきでない」と回答

続いて、母親は子どもの給食の食材や放射能対策に対して、どのような意識・考えを持っているのか尋ねた。食材については、「地元の食材を優先的に使うべき」では91.8%、「産地を公開するべき」は86.0%、「外国産の方が安くとも、国産品を使うべき」は79.0%で、地元食材や国産品に対する意識の高さがうかがえる。

また、給食費の滞納が問題になっているが、「給食費の滞納を許すべきではないと思う」では、同意率は91.7%。給食費の滞納に対しては、厳しい目を向けているようだ。

学校給食に対する意識や考え