JRグループは8日、「青春18きっぷ」「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の発売について発表した。「青春18きっぷ」は1枚のきっぷを5回まで利用でき、JR線の快速・普通列車の普通車自由席に乗車できる。発売額は1万1,850円(大人・こども同額)。

  • 2019年も「青春18きっぷ」を春季・夏季・冬季に発売

「青春18きっぷ」は全国のJR線を中心に、BRT(バス高速輸送システム)やJR西日本宮島フェリーも利用可能となっている。JR線内で運転される快速・普通列車のグリーン車自由席や普通車指定席、乗車整理料金・ホームライナー料金などが必要な列車を利用する際は、料金を別途支払うことで「青春18きっぷ」でも乗車可能となる。

新幹線を含む特急列車等は「青春18きっぷ」を利用できないが、石勝線新夕張~新得間は区間内相互発着の場合に限り、「青春18きっぷ」のみで特急列車等の普通車自由席に乗車可能。奥羽本線新青森~青森間も区間内相互発着の場合に限り、特急列車等の普通車自由席と、全車指定席で運転される快速・普通列車の空席に乗車可能となっている。佐世保線早岐~佐世保間、宮崎空港線を含む宮崎~宮崎空港間も、それぞれ区間内相互発着の場合に限り、特急列車の普通車自由席に乗車できる。

JR線以外の路線も利用不可だが、青い森鉄道の八戸~青森間(下車可能駅は八戸駅・野辺地駅・青森駅)、あいの風とやま鉄道の高岡~富山間(下車可能駅は高岡駅・富山駅)、IRいしかわ鉄道の金沢~津幡間(下車可能駅は金沢駅・津幡間)はJR線への通過利用に限り、普通列車の普通車自由席に乗車できる。

2019年度の「青春18きっぷ」は春季・夏季・冬季に発売。春季の発売期間は2月20日から3月31日まで、利用期間は3月1日から4月10日まで。夏期の発売期間は7月1日から8月31日まで、利用期間は7月20日から9月10日まで。冬季の発売期間は12月1日から12月31日まで、利用期間は12月10日から1月10日までとなっている。

「青春18きっぷ」と組み合わせて本州・北海道旅行を楽しめる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は2,300円(大人・こども同額)で発売。利用期間は「青春18きっぷ」と同じだが、春季・夏季・冬季ともに「青春18きっぷ」の発売日から利用期間の最終日まで「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入することができる。

利用可能な区間・列車は、北海道新幹線奥津軽いまべつ~木古内間の普通車の空席と、道南いさりび鉄道の木古内駅から五稜郭駅までの普通列車。連続して乗車する場合に限り、片道1回のみ利用可能となる。利用する際、改札などで「青春18きっぷ」「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を一緒に提示する必要がある。

「青春18きっぷ」「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は全国のJRのおもな駅と旅行センター、おもな旅行会社で発売。各種割引との併用は不可。払戻しは未使用で有効期間内に限り可能(手数料が必要)とのこと。