福岡市交通局は6日、地下鉄空港線・箱崎線のダイヤ改正を2019年3月16日に実施すると発表した。JR九州も同日、地下鉄空港線と相互直通運転を行う筑肥線のダイヤを一部変更すると発表している。

  • 福岡市地下鉄空港線・箱崎線が8年ぶりという大幅なダイヤ改正を実施

地下鉄空港線・箱崎線の大幅なダイヤ改正は8年ぶりとのこと。近年の乗車人員増加にともなう混雑や列車遅延などを改善するために実施される。朝ラッシュ時間帯を中心に混雑緩和を図るとともに、列車遅延の改善を目的に、朝ラッシュ・夕ラッシュ時間帯の駅での乗降時間を見直す。

地下鉄空港線では、平日8時台に姪浜発福岡空港行を1本増便。姪浜駅では朝ラッシュ時間帯における列車の発着番線が変更され、ホームの混雑緩和が図られる。朝ラッシュ時間帯に運行される福岡空港行の列車は、JR筑肥線からの直通列車が最も混み合うため、運行間隔が短縮されるという。

  • 筑肥線は3月16日にダイヤを一部変更

JR九州も利用者の多い朝の時間帯に時刻を調整すると発表。一例として、九大学研都市駅では6~9時台に発車する福岡空港方面の列車の時刻が変更されるほか、6時台の福岡空港方面の列車が現行の4本から5本、9時台の福岡空港方面の列車が現行の5本から4本に変更されている(九大学研都市駅に停車する列車本数の変更はない)。

筑肥線では3月16日、波多江~筑前前原間に糸島高校前駅が開業。同駅に停車する列車本数は福岡空港方面・筑前前原方面ともに平日77本・休日68本(休日の快速は糸島高校前駅を通過)とされている。

地下鉄箱崎線、地下鉄空港線&西鉄貝塚線の乗換え改善へ

地下鉄箱崎線では、平日早朝に運行される貝塚発姪浜行の時刻を見直し、中洲川端駅での地下鉄空港線福岡空港方面との乗換え時分を短縮する。貝塚駅での西鉄貝塚線との乗換え時分も改善され、最少乗換え時分を延長し、余裕を持って乗換え可能とするほか、西鉄貝塚線への乗換え時分が長い平日17時台後半の貝塚行の時刻を見直し、貝塚駅での乗換え時分を短縮する。

なお、地下鉄空港線・箱崎線は土曜・休日ダイヤにおいても運転時刻の変更を行うが、平日ダイヤ、土曜・休日ダイヤともに1日の運行本数に変更はないとのこと。地下鉄七隈線のダイヤ改正は行わない。