東京都内で、サラリーマンの聖地と言えば、新橋。昼も夜も、飲食店がひしめき合う街を歩くだけでお腹が空いてしまうほどの、グルメタウンでもある。そんな新橋に、1月25日に食の商業ビル「イータス新橋(eatus shimbashi)」がグランドオープンした。メディア向けの内覧会に行ってきたので、全9フロアの飲食店をご紹介!

「イータス新橋」の全フロアを巡ってみた!

「イータス新橋」は、JR新橋駅烏森口を出て徒歩2分の場所にあるビル。地下1階から8階まで、1フロアに1店舗ずつ飲食店が入った9フロアのグルメビルだ。施設名「eatus」は、「eat(食べる)」+「足す」+「us(私たち)」の造語で、「食の楽しみを足す」という意味が込められているのだとか。ほほう、なるほど。どんなお店があるのか、早速行ってみよう。

●8F……「韓国伝統料理・焼肉 ハヌリ」
日本・韓国の食の専門家による厳正な現地調査・試食により認定される「優秀韓食レストラン」に選ばれている店。まだまだ根強い人気の「チーズタッカルビ」、「熟成キムチ」等を、最上階から見下ろす夜景に包まれながら、本格的な韓国料理を満喫できる。どれも美味しかった試食メニューの中で、プリプリで甘い脂の味とじわじわくる辛みがたまらない「ホルモンスープ」は特に絶品だった。

  • サラリーマンの聖地に新登場「イータス新橋」でグルメ三昧

    不動の人気を誇るチーズタッカルビ

  • 脂が甘くて美味しいホルモンスープ

●7F……「個室 塊肉×農園野菜 Nick&Noojoo」
"新感覚シュラスコバル"を謳っており、牛・豚・鶏の各部位のシュラスコと新鮮な野菜、さらに12種類ものソース・トッピングで、色々な組み合わせを自分で作りながら楽しめるのが特徴的な店。ハラミ、内モモ、イチボ等、さまざまな部位をサニーレタス、サンチュ、紅大根、パプリカなど新鮮な野菜に乗せてバクバク食べる豪快さが爽快。自宅の部屋にみんなが集まったような、特別感のある個室もあり。

  • 肉の色んな部位を野菜と一緒に

  • 広々として清潔な店内。個室もあり

●6F……「魚居酒屋 魚まみれ眞吉 新橋店」
魚まみれ、というだけあって、毎日豊洲から仕入れる旬な魚をたっぷりと食べられる居酒屋。看板メニューは、刺身の盛り合わせ。5~7種類の刺身を舟盛り(2名様より)で用意しているそうで、厨房の上には舟盛り用の器がズラリ。「刺身が好きだったら、絶対食べてほしい!」とおすすめしているそうだ。地酒や勝沼産のワインも用意されており、今が旬の寒ぶり、寒びらめなどをつまみながら、一杯いきたいところ。天然のかんぱちなどを、3日~5日ほど熟成させて旨味が凝縮された刺身が楽しめるのも売り。そして、明るくて威勢のよい店員さんから、たくさん元気がもらえそうなエネルギッシュな店だ。

  • 舟盛りで豪華に気持ちよく刺身を食べてもらおうという心意気が伝わってくる

  • 居心地の良さでお酒がどんどん進んでしまいそう

●5F……「羊肉・ラムハンバーグ ジンギスカン霧島」
あの名力士、元大関・霧島(現・陸奥親方)がオーナーを務めるジンギスカン専門店。ランチではラム肉のハンバーグを看板メニューにしており、夜はオーストラリア産の「特上生ラム肉」等、ジンギスカンがメイン。ダイエット中の人もたくさん食べてもらいたいとのことで、もやしは食べ放題にしているのだとか。ランチのハンバーグ定食は、ラム肉100%。ソースはデミグラス、おろし、カレーの3種類あり。カレーソースをいただいたが、和風でとろみがありラムハンバーグとの相性は抜群! ヘルシーで味も良いから、女性人気が出そうだ。ちなみに、ちゃんこは場所中のみ提供しているとのこと。

  • ヘルシーなラム肉をとことん食べ尽くす

  • エレベーターを降りると元大関・霧島の雄姿がドーンとお出迎え

●4F……「横浜中華街 福満園」
横浜中華街からの東京進出1号店。麻婆豆腐など、四川料理を中心に素材と味にこだわった料理を提供する。中華街の美味しい味を競うフェスティバル「美食節」で準グランプリを受賞するなど、数多くある中華料理店の中でも評価されている店(※2月15日オープン予定)。

  • 「横浜中華街 福満園」は2月中旬オープン予定

●3F……「青森ねぶたワールド新橋店」
こちらも都内初出店の、青森県連携協定締結店舗。エレベーターを降りると、「ねぶた祭り」の山車のミニチュアが! 本物よりは小さいけれど、迫力満点だ。郷土色満載の店内で食べる海の幸は、青森から毎日直送されているとのこと。「活ホタテの刺身」は、磯の味そのままに、引き締まった身が新鮮さを感じさせてくれる。B級グルメでおなじみのソウルフード「十和田バラ焼」は、「十和田バラ焼きゼミナール」が認定している逸品で、甘辛ダレがたまらない。これはご飯が進むだろうなあ。

ランチタイムには、「八戸前沖さば」をはじめとする定食もあり。食事もさることながら、青森ならではのグルメが、りんごジュース。甘みがあるものから酸味の強いものまで品種が揃っており、「紅玉」を飲んでみたところ、ちょっとお酢に近いくらいのかなりな酸味があってビックリ。なかなか飲めないと思うのでこの店でぜひ。

  • 「活ホタテの刺身」は新鮮そのもの!

  • 入口には迫力のねぶた祭りの山車のミニチュアが

●2F……「お好み焼 みっちゃん総本店」
広島から東京初出店となる、元祖お好み焼きの店。そば入りのお好み焼きや、お好み焼きソース、木製の柄のヘラなどはすべてこの店が発祥なんだとか。人気の「イカ天入り肉卵」は食べ応え満点。お好み焼き以外にも鉄板焼きをはじめとするおつまみも充実している。広々とした店内にはテーブル席の他、ライブ感を楽しめるカウンター席も。さらに小上がりの個室もあり。真ん丸でドでかい鉄板は迫力満点だ。1人から大人数まで、気兼ねなく本場のお好み焼きを味わえる。

  • 食べ応えたっぷりな本場広島のお好み焼き

  • 個室にはこんな大きな鉄板のテーブルが

●1F……「ワインバー MARUGO新橋」
世界各国のワインと、厳選食材を使った様々な料理を楽しめるワインバー。エントランスで出迎える350本以上のワインが壮観だ。「カキージョ」(牡蠣とネギのピリ辛アヒージョ)や、中にチーズが入っており、サクサク、モッチリな食感が楽しい「揚げニョッキ」等、創作料理のラインナップも、この店でしか食べられない個性的なもの。店舗の佇まいはラグジュアリーな印象だが、店内に入るとカジュアルに気楽にお酒と食事を楽しめるリラックス空間が広がっていた。サッと立ち寄って優雅なひと時を過ごしたいときに。

  • 厳選素材を使った創作料理とワインを中心としたお酒がカジュアルに楽しめる

  • 入口左にはワインがズラリ

●B1F……「燻製 鉄板焼 クラフトビール MOKU」
地下1階にある燻製料理と創作鉄板料理のカジュアルバル。厳選食材の鉄板串と燻製を提供する系列店「鉄板串 燻製 MOKU 大森店」の流れを汲みながらも、新橋のお客さんにあわせて、燻製料理をよりカジュアルに楽しめるように、提供時間や価格を抑えたメニューを用意。佐賀県から仕入れた牛肉のステーキや、奈良・五條産の鹿肉、猪肉の鉄板串もあり。また、ランチビュッフェも行っており、サイコロステーキなどの鉄板料理、日替わりの自家製カレーなどもご自慢のようだ。

  • さまざまな燻製料理はワイン、ビールが進みそう

  • 落ち着いた大人の雰囲気を感じさせる店内

いずれも、個性豊かなグルメで目移りしてしまうはず。仕事帰りだけでなく、ランチや休日にも足を運びたくなる飲食店ばかりだ。新橋グルメシーンの、新たな象徴として注目が集まるであろう「イータス新橋」。ぜひ一度足を運んでみてほしい。

●information
「イータス新橋」
東京都港区新橋3-13-4