マイナビは1月29日、「2020年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果を発表した。調査は2018年11月26日~12月24日、2020年卒業予定の大学生・大学院生4,656名(文系男子965名/理系男子869名/文系女子2,003名/理系女子819名)を対象に、WEB DMを配信して行われた。

学生のSNS、「Instagram」の利用が増加

  • SNSについて

    SNSについて

「よく利用するSNS」については、「Facebook」(男子19.0%/前年比-11.2pt、女子18.9%/前年比-8.7pt)の利用が2 割を切り、「Instagram」(同48.9%/+12.5pt、同72.3%/+10.6pt)の利用が大きく増加。また、SNSでつながっている友達の平均人数は294.7人(前年比+18.6人)と、2年連続で増加となった。

続いて、情報源として「最も信頼度が高いメディア」について聞いたところ、「新聞」(33.6%、前年比-3.2pt)が7年連続で1位となったものの、その割合は年々減少傾向にあり、2014年卒の調査開始以来最低の結果に。

一方、情報源として「最も利用しているメディア」では、「インターネット」(85.3%、同+3.1%)が断トツの1位となり、その割合は2014年卒の調査開始以来最高を記録した。

学生アルバイト、3年連続で増加

  • 定期的なアルバイトの実施割合と

    定期的なアルバイトの実施割合と

次に、学生のアルバイトの状況について調べたところ、定期的なアルバイトをしている学生の割合は、全体で78.4%(前年比+2.8pt)。3年連続で増加となり、2014年卒の調査開始以来過去最高となった。

また、アルバイトによる収入の1カ月平均(不定期のアルバイトも含む)は3万9,562円。文理男女別にみると、文系男子(4万5,061円)が最も多く、次点は文系女子(4万2,731円)という結果に。理系よりも文系の方が多い傾向がうかがえた。

共働きを希望する女子学生、初の7割超え

  • 結婚後の仕事に対する考え方

    結婚後の仕事に対する考え方

次に、結婚後の仕事に対する考え方を調査した。その結果、「夫婦共働き」を希望する割合は、男子49.5%(前年比+0.8pt)、女子70.8%(同+1.3pt)と男女ともわずかに増加。2016年卒の調査開始以来、女子の共働きを希望する割合は初めて7割を超えた。

「共働きが望ましい」とする理由としては、男子は「結婚相手が仕事を続けたいならその意思を尊重したいので」(25.0%、同-2.6pt)、女子は「仕事を続けることが生きがいになると思うから」(17.8%、同-1.6pt)が最も多く、いずれもわずかに減少傾向に。

一方、男女とも割合が増加したのは「親が共働きだったので自分もそうしたいと思うから」で、男子13.6%(同+3.4pt)、女子11.2%(同+前年比3.2pt)。共働きをする親の姿を見て育つことで、自然と同じライフスタイルを望む学生が徐々に増えてきていることが伺える結果となった。

また、「育児休業を取って積極的に子育てしたい」と回答した割合は、男子43.6%(同+4.9pt)、女子66.0%(同+0.9pt)。特に男子の割合は2016年卒以降5年連続で増加し、5年ぶりに4割台に。男女の差(22.4%)は2014年卒の調査開始以来最小値を記録した。