三幸学園は12月13日、運営する東京未来大学にて実施した「仕事のモチベーション」に関する調査結果を発表した。調査は11月9日~12日、転職経験の無い社会人3年目の男女300名を対象に、インターネットで行われた。

7割が働き方改革を実感できず

はじめに、自身が勤める会社で働き方改革を実感できているのか調査した結果、「実感している」(33.7%)は3割程度にとどまり、約7割が「実感していない(いいえ)」(40.0%)や「わからない」(26.3%)と回答した。

  • あなたの会社では具体的にどのような施策に取り組んでいますか?

    あなたの会社では具体的にどのような施策に取り組んでいますか?

自社が取り組んでいる働き方改革について教えてもらったところ、休暇取得や有給休暇取得などの「ワークライフバランスの向上」(47.7%)が最も多く、次いで「長時間労働の是正」(41.7%)、「特に取り組んでいない」(28.7%)、「育児・介護の支援」(24.7%)、「生産性の向上」(17.7%)、「多様な働き方の容認」(11.0%)と続いた。

仕事のモチベーションが年々下降

次に、「どのような状況だと仕事のモチベーションが上がりますか?」を聞くと、「給与が上がる」(61.0%)や「休暇が取得できている」(60.0%)が上位に。

社会人1年目、2年目、3年目時の仕事のモチベーション度合いを10点満点で聞いたところ、社会人1年目(5.9%)から男女ともに直線的にモチベーションが低下し、3年目の男女平均は4.7点と5点を下回る結果に。男女別にみると、女性の方がモチベーションが全体的にやや高い(男性4.6%、女性4.8%)ことがわかった。

  • 3年目の現在のモチベーション度合の理由

    3年目の現在のモチベーション度合の理由

この結果を受け、社会人3年目の現在のモチベーション度合いの理由を尋ねたところ、ポジティブな理由では「趣味や娯楽などの楽しみがある」(22.3%)がトップとなり、仕事内容よりもプライベートの充実などがモチベーション向上に起因しているとことが明らかに。

一方、ネガティブな理由では「仕事に対してやりがいを感じることができない」(28.0%)や「給与が仕事に見合っていない」(24.0%)が多かった。