フジテレビ系『ゲーム&クイズバラエティ ペケ×ポン』(2009年4月~15年3月放送)の人気企画だった「ペケ×ポン川柳」が、1月8日に放送される同局系『今夜はナゾトレSP』(19:00~21:00)で、4年ぶりに復活する。

くりぃむしちゅーの有田哲平、タカアンドトシの2人とともに、“川柳四天王”に名を連ねる柳原可奈子にとって、『ペケ×ポン』は特に思い入れの強い番組だという。久々となった「川柳」収録後の柳原に、その胸中を聞いた――。

  • 4年ぶりの「ペケ×ポン川柳」に挑む柳原可奈子 (C)フジテレビ

    4年ぶりの「ペケ×ポン川柳」に挑む柳原可奈子 (C)フジテレビ

■最後の収録後に号泣

――4年ぶりの川柳でしたが、ご感想はいかがですか?

大変楽しかったです! すごい楽しくて、4年のブランクを全然感じず、川柳もすぐにひらめけたので、ビックリしました。

――『ペケ×ポン』は、柳原さんにとって思い入れのある番組なんですよね。

最後の収録が終わった後、スタジオでスタッフの人や演者とみんなで写真を撮ったんですけど、そのときに号泣したんですよ(笑)。ものすごい好きな番組で、川柳の企画ももちろん大好きでした。くりぃむさんとタカトシさんというすごい先輩の中に入って、一生懸命お兄ちゃんについていく妹じゃないんですけど(笑)、本当に思い入れが強い番組だったので、号泣したんですね。また、そのとき有田さんが私を余計泣かせようとして(笑)

――どんなことを言われたんですか?

「グアムとかみんなで行ったよね。楽しかったね」とか言ってくれて。それは、私と有田さん、タカトシさんの“川柳四天王”で行ったので、上田さんが「俺行ってないわ!」とツッコんでくれて笑った記憶があります(笑)。今も、同じメンバーで『ナゾトレ』をやってますけど、久々に上田さんも交えて5人のチームプレーをできたことが、私としてはすごくうれしくて、復活させてくれたことにとても感謝しています。

――今回の収録で、こみ上げて泣きそうになった瞬間もありましたか?

泣きはしなかったです(笑)。でも、『ペケ×ポン』が始まったときは、『爆笑レッドカーペット』からすぐの頃だったので、私は右も左も分からない“ど新人”だったんですよ。だから、くりぃむさんとタカトシさんから「こういう風にボケるんだ…」って教えてもらったことがすごく多いんです。今日も有田さんがボケて、タカさんがボケたら、「よっしゃ! ついていかなきゃ!」みたいな感覚になって、初心を思い出しました。その感じがすごい楽しかったですね。

――懐かしのテッパンパターンなんですね。

他にも、トシさんひらめかなかったときに、タカさんが時間を伸ばそうと話を膨らませたり、正解が分かってないのに分かってるフリをしたりすると、「そうそうこの感じ!」って思い出して。川柳は、こういうお約束がいくつかあって、収録前は「忘れたねー」とか言いながらスタジオに入ってきたんですけど、やったらどんどん思い出してきて、時間を忘れました。レギュラーのときより収録長かったのに(笑)

――今回の川柳は、有田さんが復活を熱望されて実現したんですよね。

そうそう! そうなんですよ。ちょっと意外ですよね。有田さんはクイズが得意ということもありますけど、いろんな番組を持っている中で、『ペケ×ポン』の企画に思い入れがあることが、すごいうれしいですね。

――4年が経って柳原さん、お痩せになりましたよね。

ありがとうございます(笑)。オープニングのトークでは、この4年で有田さんがご結婚されたり、私も『バイキング』でMCやるようになったりして、いろいろ変わりましたねーって話をしてたんですけど、過去のVTRを見たら私とタカさんがまんまるで、一番変わったのはやっぱりビジュアルでした(笑)。みんなそれにビックリしてましたね。「可奈子老けたなぁ」って言われないように、今日はお化粧も念入りにしましたから(笑)

  • 「ペケポン川柳」
    平泉成が詠み上げる“五・七・五”の虫食いになった下の句を当てるゲーム。負けたチームには頭に「シシオドシ」の罰が待っている。
    (左から)トシ、タカ、柳原可奈子、有田哲平 (C)フジテレビ

■くりぃむ&タカトシは「師匠」

――川柳と『ナゾトレ』の問題は、通じるところがありましたか?

そうですね。他のクイズ番組と違って、知識がなくても良いところが私とっても大好きなんです。本当にひらめきだから、子供でも楽しむことができると思います。『ナゾトレ』をやってるから、今日の川柳もブランクを感じなかったというもあるかもしれないですね。

――今回の印象に残った対戦相手のゲストは、どなたでしょうか?

やくみつるさんは、レギュラー時代に27回も出てるので、やっぱり強かったですね。あと滝沢カレンちゃんはすごいです(笑)。誤答の中でもセンスある言葉を繰り出すんですよ。5文字の中に、カレンちゃんがすごい詰まってて、間違ってるんだけどある意味正解を超えてくるような面白さがあって、さすがだなぁと思いましたね。

――あらためて、柳原さんにとって、くりぃむさんとタカトシさんはどんな存在ですか?

師匠ですね。私はこの4人にお会いすると、毎回新鮮な勉強があって、別の収録現場に行っても、ボケ方がちょっとくりぃむさんっぽかったり、タカトシさんっぽかったりすると、自分の中でなんかうれしいんですよ。父と母と思う…じゃないけど(笑)、バラエティのイロハとかノウハウは、本当にあの4人から教わっているんです。でも、有田さんは『ペケ×ポン』が始まったとき、楽屋へあいさつに行ったら「そういう上下関係とかないから、あいさつは来ないでいいよ。仲間だから」って言ってくれたんです。だから、一番気を許しちゃう人たちでもありますね。

――柳原さんは『ナゾトレ』の初回収録後の会見で「毎回番組が終わるたびに涙涙なので、これは長く愛してもらえる番組になって、ずっと一緒にやっていけるといいな」とおっしゃっていましたが、12月には番組最高視聴率(12月4日9.5%、ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録するなど、人気が上昇してきていますね。

放送の次の日とか、街で子供に声をかけてもらえるようになったんですよ。反響がめちゃくちゃ増えているので、本当にうれしいですね。

――では最後に、今回の川柳の見どころをお願いします。

以前見てくださった方はとても懐かしいと思いますし、見たことのない人でも、本当に家族みんなで楽しめるし、頭の体操にもなると思うので、ぜひ見ていただければと思います。また、同じメンバーで10年以上やってますから、「あーやっぱりこの5人がそろうといいな」って思ってもらえれば。それから、この4年で私、本当にきれいになったなと思うので! そこは太字で書いておいてください(笑)。上田さんは全然うなずいてくれなかったけど、私は言い続けますから!

●柳原可奈子
1986年生まれ、東京都出身。専門学校東京アナウンス学院お笑いタレント科卒業後、太田プロダクションに所属。『エンタの神様』(日本テレビ)、『爆笑レッドカーペット』『笑っていいとも!』『ペケ×ポン』(フジテレビ)、『空から日本を見てみよう』(テレビ東京)などに出演し、現在は『バイキング』『今夜はナゾトレ』『もしもツアーズ』(フジ)、『THEカラオケ☆バトル』(テレ東)、『柳原可奈子のワンダフルナイト』(ニッポン放送)、『ハイスクールQ~ニュースを学ぶクイズ~』『空から日本を見てみよう+』(BSテレ東)にレギュラー出演。
  • 対戦ゲストは「華麗なる一族チーム」(長嶋一茂、花田優一、ミッツ・マングローブ、吉村崇)、「イケメン・美女チーム」(名取裕子、中川大志、やくみつる、竹俣紅)、「打倒四天王チーム」(石坂浩二、滝沢カレン、増田貴久、宇治原史規)。進行は、くりぃむしちゅーの上田晋也とフジテレビの宮司愛海アナウンサー。 (C)フジテレビ