静岡鉄道は新型車両A3000形の第5・6号目車両の外観カラーリングが「shizuoka rainbow trains(静岡レインボートレインズ)」の1色「Elegant Blue(エレガントブルー)」と、同社創立100周年を記念した「創立100周年記念ラッピング車両」に決定したと発表した。2019年1月14日に同車両のお披露目イベントを開催する。

  • A3000形第5号目車両のカラーリング「Elegant Blue」のイメージ

  • A3000形第6号目車両のカラーリング「創立100周年記念ラッピング車両」のイメージ

第5号目車両の「Elegant Blue」は駿河湾をカラーモチーフとし、カラーイメージは「上品」と「信頼」。駿河湾は国内屈指の豊富な海の幸を生む深く青い恵の海で、最深部が2,500メートルに達する日本で一番深い湾だという。日本の魚類は淡水魚を含めた約2,300種類だが、駿河湾には約1,000種の魚類が生息しているといわれている。

第6号目車両の「創立100周年記念ラッピング車両」は、2019年5月1日に静鉄グループ100周年を迎えるにあたり、感謝の気持ちを込めて100周年記念ラッピングが施される。

静岡鉄道では、2016年3月から約40年ぶりとなる新型車両A3000形の導入を開始。8年かけて導入する全12編成(2両1編成)のうち7編成は、静岡が誇る「いちばん」をモチーフにした7つの色でカラーリングした車両「shizuoka rainbow trains」としてデビューする。

2016年3月に富士山がモチーフの第1号目車両「Clear Blue(クリアブルー)」、2017年3月にいちごがモチーフの第2号目車両「Passion Red(パッションレッド)」、2018年3月にお茶がモチーフの第3号目車両「Natural Green(ナチュラルグリーン)」、みかんがモチーフの第4号目車両「Brilliant Orange Yellow(ブリリアントオレンジイエロー)」が運行開始。2019年春に第5号目車両「Elegant Blue」が追加され、2019年度には「Pretty Pink(プリティーピンク)」と「Fresh Green(フレッシュグリーン)」が導入される。同社創立100周年を迎える2019年度、「shizuoka rainbow trains」の7色のラインナップがそろう予定となっている。

第5・6号目車両のお披露目イベントは、1月14日の10時30分から11時45分まで長沼車庫(長沼駅下車すぐ)の鉄道車両工場内で開催。イベント当日はA3000形6編成が並ぶ貴重な写真撮影の機会が設けられるほか、運行開始日の発表や新型車両導入にともなう引退車両の発表が行われる。一般来場者も参加でき、グッズ販売も予定されている。