静岡鉄道は23日、新型車両A3000形の第3・4編成の外観カラーを「Natural Green(ナチュラルグリーン)」「Brilliant Orange Yellow(ブリリアントオレンジイエロー)」と発表した。1月21日にお披露目イベントを開催し、2018年春の運行開始を予定している。

  • 静岡鉄道の新型車両A3000形。第3編成は「Natural Green」、第4編成は「Brilliant Orange Yellow」の外観カラーに(2枚とも静岡鉄道提供)

外観カラーの発表は新静岡駅でのクリスマスイベントにて行われた。新型車両A3000形の第3編成「Natural Green」はお茶、第4編成「Brilliant Orange Yellow」はみかんをモチーフとした外観カラーで、2018年春から「Clear Blue」「Passion Red」の編成とともに「静岡の街に彩りと賑わいを創出します」とのこと。

新たに導入される2編成のお披露目イベントは1月21日13~15時に長沼車庫で開催。詳細は同社サイトにて1月上旬に公開予定となっている。

静岡鉄道のクリスマスイベントは12月23・24日の2日間にわたり開催され、夜には「Passion Red」のA3000形によるイルミネーション電車も運行された。車内にイルミネーションを施したほか、車内サイネージや車外の種別・行先表示器もクリスマス仕様に。通常運賃で乗車可能な臨時列車として運行され、17時台以降に新清水~新静岡間を4往復した。

  • 「Passion Red」のA3000形がクリスマスイベントでイルミネーション電車に。種別・行先表示器にクリスマスツリーの表示も

新型車両A3000形は既存の1000形を置き換える目的で開発され、片側3ドア・18m車の2両編成で、総合車両製作所「sustina」ブランドの軽量ステンレス製車体を採用している。2017年には鉄道友の会ローレル賞にも選ばれた。2023年までに全12編成24両を導入する計画で、うち7編成は静岡にちなんだ外観カラーでラッピング。静岡鉄道が創立100周年を迎える2019年度に7色のラインナップが完成する予定となっている。