JR東日本は17日、東北新幹線の八戸駅手前から八戸駅までの区間と、山形新幹線(奥羽本線)板谷~峠間のトンネルにおいて、12月27日の始発列車から携帯電話サービスの提供を開始すると発表した。

  • 新幹線などにおけるトンネル内携帯電話サービスの状況

同社は安心・快適に鉄道を使用してもらえるよう、新幹線などのトンネル内における携帯電話不通区間の解消に取り組んでいる。今回、通信事業者のNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクと共同で整備を進めていた東北新幹線八戸駅手前から八戸駅までの区間にあるトンネル(約13.8km)、山形新幹線(奥羽本線)板谷~峠間のトンネル(約4.1km)において、携帯電話サービスの提供開始することになった。

これにより、東北新幹線は東京~八戸間で、山形新幹線(奥羽本線)は福島~庭坂間・板谷~峠間で携帯電話の利用が可能となる。今後、東北新幹線の八戸~七戸十和田(手前)間、上越新幹線の上毛高原~越後湯沢間と長岡駅手前から長岡駅までの区間、北陸新幹線の上田(手前)~飯山間も2018年度内に携帯電話サービスの提供を開始する予定としている。