俳優の沢村一樹が、来年1月スタートのテレビ朝日系新ドラマ『刑事ゼロ』(毎週木曜 20:00~)で主演を務めることが29日、明らかになった。

沢村一樹

沢村一樹 -テレビ朝日提供

沢村は、優秀な刑事だったが、ある事件がきっかけで刑事になった直後からの20年間の記憶を失ってしまった時矢暦彦を演じる。記憶を失った後は、五感と洞察力で事件を解決へと導いていく。脚本は、『相棒』『科捜研の女』『スペシャリスト』などのヒット刑事ドラマを手がけてきた戸田山雅司氏が担当する。

沢村は「木曜ミステリー」枠(毎週木曜20:00~)での放送について、「長い間、皆さんに親しまれているドラマがずらりと並ぶ中に入れていただき、大変光栄です。"新参者"のようなフレッシュな気持ちで臨めるのではないかと、今、とてもワクワクしています」と感想を話す。

さらに、「僕はこれまで数多くの刑事を演じてきましたが、"時矢暦彦"は今まで演じたことのない刑事です。皆さんも“記憶ゼロ”の刑事にお目にかかることなんて、なかなかないと思います」と予告した。

「もし仮に、僕が時矢のように記憶をなくしてしまったとしても、また俳優の仕事をやりたいと思う気がします」と俳優業への思いを述べ、「身体のどこかで役者をやっていることを覚えているような気がして…。できればさわやかな自分として生まれ変わりたいのですが、やっぱり3年くらいしたら"あのキャラ"に戻ってしまっているのでは」と笑顔を見せた。

テレビ朝日の横地郁英ゼネラルプロデューサーは「沢村さんならではの、とぼけたコミカルな魅力と、ハードでヒロイックな魅力、両方を生かしたミステリードラマにしていきます」と語り、「記憶がない中、謎を解き明かしていく主人公の活躍をどうぞお楽しみにお待ちください」と呼び掛けている。