大井川鐵道はこのほど、新金谷駅の駅舎が11月2日付で国の登録有形文化財に指定されたと発表した。

  • 新金谷駅の駅舎が国の登録有形文化財に

新金谷駅は1926(大正15)年から1927(昭和2)年にかけて建設された木造2階建ての駅舎。戦前に建築された地方鉄道の様相を伝える洋風建築で、外壁は下見板張りにピンク色のペンキ塗り仕上げ、軒下部分は漆喰塗り、窓は木製上げ下げ窓、屋根はスレート瓦葺き。建築面積は308.05平方メートル。駅舎機能は1階に集約しており、2階を本社として活用している。

平成に入ってから、トイレ増築と屋外階段の新造(1991年)、内装の変更(2004年)、待合室の喫茶店開店(2012年)などの改修を繰り返してきたが、外観は建築当時の面影を残しているという。